ユーロ円の相場概況
前日のユーロ円は176.666で始まり、177.566で引けました。
前日比+0.51%の上昇で、値幅は123.2pipsでした。
東京時間は176.514〜176.764の狭い範囲にとどまり、欧州勢が参入する前に日中安値の176.452をつけました。
ロンドン時間(17:00〜)に入ると買いが優勢となり、177.433まで上昇しました。
ニューヨーク時間も円安の流れが続き、早朝にかけて高値177.684をつけています。
今朝は177.55で始まった後、177.443まで小幅に押し、現在は177.482(前日比-8.4pips)で推移しています。
前日は円安が進むなか、ユーロ円は+0.51%上昇しました。
米求人件数を受けて米金利が上がり、ドル高が進んだことで円安が意識されました。
その一方で、日本の円買い介入への警戒も根強く残っています。
さらに、米中間選挙の開票の行方や米・イラン情勢をめぐるニュースが市場を揺さぶる可能性も指摘されています。
こうした材料に注目が集まるなか、ユーロ円は円安基調で上昇しつつも、高値圏では警戒感がくすぶる神経質な展開になっています。
| 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 値幅 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 前日 11/03 | 176.666 | 177.684 | 176.452 | 177.566 | 123.2pips |
| 東京時間 | 176.733 | 176.764 | 176.514 | 176.688 | 25.0pips |
| ロンドン時間 | 176.776 | 177.433 | 176.734 | 177.400 | 69.9pips |
| ニューヨーク時間 | 176.918 | 177.684 | 176.882 | 177.566 | 80.2pips |
OANDA証券のMT5の価格をもとに、チャート分析を行います(チャートは2026年11月4日7時のもの)。
日足の分析
日足のトレンドは「やや下落優勢」です。
価格は20日移動平均線(176.773)を上回っていますが、75日線(180.619)と200日線(183.116)はまだ大きく上にあります。
RSIは50.9で中立圏、ATRは110.7pipsで、前日の値幅123.2pipsはこれをやや上回りました。
上値ではレジスタンスの177.965とボリンジャーバンド上限の178.277が意識されそうです。
1時間足の分析
1時間足は「上昇トレンド」で、価格は20本移動平均線(177.211)の上を保っています。
RSIは69.7と強めで、買われ過ぎに近づいています。
15分足は「やや上昇優勢」ですが、価格は20本線(177.537)をわずかに下回り、短期的には一服感が出ています。
押した場合のサポートは、1時間足の176.651や前日安値の176.452です。
テクニカル指標一覧
| 時間足 | トレンド | MA20 | MA75 | MA200 | RSI(14) | ATR(14) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 日足 | やや下落優勢 | 176.773 | 180.619 | 183.116 | 50.9(中立) | 110.7pips |
| 1時間足 | 上昇トレンド | 177.211 | 176.688 | 176.491 | 69.7(強め) | 14.6pips |
| 15分足 | やや上昇優勢 | 177.537 | 177.197 | 176.831 | 49.7(中立) | 6.2pips |
OANDAオーダーブック分析
オーダーブック(7:00時点)では、現在値のすぐ上の177.5と177.7に売り指値が集まっています。
より上では179.0の売り指値が最も厚く、上値の抵抗として意識されます。
178.1付近には買いストップが集中しており、ここを上抜けると買いが加速する可能性があります。
下側では、177.3と177.4に売りストップが近接しており、割り込むと短期的に売りが出やすい配置です。
下値の支持としては176.5と175.05の買い指値が目立ち、175.55には売りストップがまとまっています。
ポジションでは含み損の買いが多く、戻り局面ではやれやれの売りが上値を抑える可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
> オーダーブックをMT5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
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ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
前営業日はユーロが8通貨中2位、円が7位でした。
最も強かったのはポンド、最も弱かったのはNZドルです。
ユーロと円の差は11/03 11:40に-1.15と最も縮みました。
その後は円売りとともに差が広がり、11/04 04:25に6.27と最大になり、最終的に5.9で終えています。
この推移は、東京時間の伸び悩みから欧米時間に上昇し、早朝に高値をつけた値動きとよく対応しています。
直近1週間でもユーロは3位、円は6位(最強はスイスフラン、最弱はNZドル)でした。
差は10/30 22:00の-2.39から11/04 05:00の12.24まで拡大し、最終値は12.15です。
週を通じてユーロ高・円安の力がユーロ円を押し上げていたことが分かります。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
> 通貨の強弱チャート
本日(2026年11月4日)のユーロ円の注目ポイント
| R2 | R1 | ピボット | S1 | S2 |
|---|---|---|---|---|
| 178.466 | 178.016 | 177.234 | 176.784 | 176.002 |
<上昇シナリオ>
高値177.684を上抜けると、177.965や178.0、さらに買いストップが集まる178.1が視野に入ります。
ここも突破すれば、ピボットR2の178.466を試す展開が意識されそうです。
<下落シナリオ>
売りストップが並ぶ177.4〜177.3を割り込むと、ピボットPの177.234まで下げやすくなります。
さらに下では、176.651や買い指値のある176.5付近が下値の目安になりそうです。
まずは19:00のユーロ圏HICP速報値に注目で、予想4.0%との違いがユーロの方向感を左右しそうです。
夜はADP雇用統計とISM非製造業を受けたドル円の動き、そして円買い介入への警戒が高値圏でどう意識されるかがポイントです。
本日(2026年11月4日)の経済指標・イベント
本日は19:00にユーロ圏10月消費者物価指数(HICP速報値)が発表されます。
前年同月比の予想は4.0%(前回3.8%)、コアは予想2.5%(前回2.5%)です。
その前に、17:55にドイツ、18:00にユーロ圏のサービス部門PMI改定値(いずれも予想・前回51.7)も予定されています。
夜には米国の22:15に10月ADP雇用統計(予想6.6万人、前回9.0万人)、0:00に10月ISM非製造業景況指数(予想54.8、前回54.9)が控えています。
米指標はドル円の動きを通じてユーロ円にも波及する可能性があるため、発表前後の急な値動きに注意が必要です。
| 日時 | 国 | 指標・イベント | 重要度 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 11/04 17:55 | ドイツ | 10月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) | ★★ | 51.7 | 51.7 |
| 11/04 18:00 | ユーロ圏 | 10月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) | ★★ | 51.7 | 51.7 |
| 11/04 19:00 | ユーロ圏 | 10月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比) | ★★★ | 4.0% | 3.8% |
| 11/04 19:00 | ユーロ圏 | 10月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)(前年同月比) | ★★★ | 2.5% | 2.5% |
| 11/04 22:15 | 米国 | 10月ADP雇用統計(前月比) | ★★★ | 6.6万人 | 9.0万人 |
| 11/05 00:00 | 米国 | 10月ISM非製造業景況指数(総合) | ★★★ | 54.8 | 54.9 |
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OANDA Lab編集部
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