ユーロドルの相場概況
前日のユーロドルは1.11903で始まり、東京時間に入る前の朝8時前後に日中安値1.11829をつけた後、東京時間は1.11988から1.12628まで上昇し、1.12358で取引を終えました。
ロンドン時間は1.12387で始まり、ニューヨーク時間が重なる22時台に1.12728まで上昇して日中高値をつけましたが、その後は深夜1時台にかけて1.12129まで押し戻されました。
ニューヨーク時間の終盤はやや持ち直し、終値は1.12261で前日比0.32%高でした。
今朝は1.12211〜1.12266の狭い範囲で推移し、7時06分時点で1.12254と前日終値からほぼ変わらずです。
前日は米中間選挙の結果を受けたドルの全面安が値動きの中心となり、ドル指数が約0.3%下落するなかでユーロドルは0.32%上昇しました。
民主党が上下両院を獲得し、政権と議会がねじれる見通しとなったことで政治リスクが後退したと受け止められています。
一方で、ドル安・米金利低下とFRBの利上げ観測がぶつかり合っており、11/6の米雇用統計が試金石とされています。
米雇用統計や、11/6が期限となるラガルド総裁の後任候補の推薦などに注目が集まっており、前日は約90pipsの大きめの値幅で上昇した後に高値から押し戻されたものの、ドル安を背景に底堅い展開になっています。
| 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 値幅 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 前日 11/04 | 1.11903 | 1.12728 | 1.11829 | 1.12261 | 89.9pips |
| 東京時間 | 1.12067 | 1.12628 | 1.11988 | 1.12358 | 64.0pips |
| ロンドン時間 | 1.12387 | 1.12728 | 1.12129 | 1.12168 | 59.9pips |
| ニューヨーク時間 | 1.12631 | 1.12728 | 1.12129 | 1.12261 | 59.9pips |
OANDA証券のMT5の価格をもとに、チャート分析を行います(チャートは2026年11月5日7時のもの)。
日足の分析
日足のトレンドは「やや下落優勢」で、価格は20日移動平均線(1.11926)を上回っているものの、75日線(1.14178)や200日線(1.15423)は大きく上にあり、中期的な戻りはまだ限定的です。
前日はボリンジャーバンド上限(1.12591)を一時上回る1.12728まで上昇しましたが、終値ではバンド内に戻り、上値の重さも見られました。
RSIは48.3で中立圏にあり、前日の値幅89.9pipsはATR(60.1pips)を上回る大きめの動きでした。
上値は1.12692、下値は1.11609が日足の節目として意識されそうです。
1時間足の分析
1時間足のトレンドは「レンジ(方向感なし)」で、価格は20時間移動平均線(1.12302)をやや下回る一方、75時間線(1.12087)と200時間線(1.11941)の上を維持しています。
RSIは49.0の中立で、ATRは16.0pipsと落ち着いています。
上値は1.12368、その上は1.12628、下値は1.12222、その下は前日深夜の安値1.12129が目先の節目として意識されそうです。
テクニカル指標一覧
| 時間足 | トレンド | MA20 | MA75 | MA200 | RSI(14) | ATR(14) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 日足 | やや下落優勢 | 1.11926 | 1.14178 | 1.15423 | 48.3(中立) | 60.1pips |
| 1時間足 | レンジ(方向感なし) | 1.12302 | 1.12087 | 1.11941 | 49.0(中立) | 16.0pips |
| 15分足 | やや下落優勢 | 1.12285 | 1.12320 | 1.12175 | 43.3(中立) | 5.7pips |
OANDAオーダーブック分析
7時時点のオーダーブックでは、1.1275付近に最も多くの売り指値が集まっており、1.127や1.13付近にも売り指値が見られ、前日高値の上では上値の抵抗として意識されます。
同じ1.1275付近や1.13付近には買いストップも集まっており、これらを上抜けると買いが加速する可能性があります。
下方向では1.113付近に最も多くの買い指値があり、1.11や1.117付近の買い指値とともに下値の支持として意識されます。
一方、1.11付近には売りストップが集まっており、1.117や1.115付近の売りストップと合わせて、下抜けた場合は売りが加速する可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
> オーダーブックをMT5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
> Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ、米ドルを含む主要8通貨の通貨強弱分析
前営業日(11/04 7時〜11/05 7時)の通貨強弱では、ユーロは8通貨中5位(-0.24)、米ドルは8位(-4.06)で最も弱く、最も強かったのはNZDでした。
ユーロと米ドルの差は朝8時に-0.47と最も縮み、これは前日の日中安値をつけた時間帯と重なります。
その後差は広がり、22時10分に7.97と最大になり、ユーロドルが1.12728の高値をつけた動きと対応しています。
最終的な差は3.81まで縮んでおり、高値から深夜にかけて押し戻された値動きを反映しています。
直近1週間ではユーロが3位(4.49)、米ドルが5位(-3.16)で、最も強いのはCHF、最も弱いのはAUDでした。
週間の差は10/29 21時に-2.77と最も縮み、11/04 21時に11.03と最大となった後、7.65で終えており、週を通じてユーロ高・ドル安方向の力が働いていたことがうかがえます。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
> 通貨の強弱チャート
本日(2026年11月5日)のユーロドルの注目ポイント
| R2 | R1 | ピボット | S1 | S2 |
|---|---|---|---|---|
| 1.13172 | 1.12716 | 1.12273 | 1.11817 | 1.11374 |
<上昇シナリオ>
1時間足の抵抗1.12368を上抜けると、1.12628や日足の抵抗1.12692、前日高値1.12728への戻りが意識されそうです。
1.1275付近の売り指値をこなして買いストップを巻き込むと、1.13方向への上昇に注目です。
<下落シナリオ>
1.12222や前日深夜の安値1.12129を下抜けると、前日安値1.11829やピボットS1の1.11817が下値の目安として意識されそうです。
さらに1.117付近の売りストップを割り込むと、日足の支持1.11609方向への下落に注意が必要です。
本日は16時のドイツ製造業新規受注、19時のユーロ圏卸売物価指数、22時30分の米新規失業保険申請件数と、明日3時のラガルド総裁発言が注目されます。
11/6の米雇用統計を控えて様子見ムードも出やすく、1.12129〜1.12368のレンジをどちらに抜けるかに注目です。
本日(2026年11月5日)の経済指標・イベント
前日はユーロ圏10月消費者物価指数(速報値)が前年同月比4.0%、コア指数が2.5%といずれも予想どおりでした。
米国では10月ADP雇用統計が8.6万人と予想の6.6万人を上回った一方、10月サービス部門PMI改定値は56.1と予想の57.9を大きく下回り、ISM非製造業景況指数も54.5と予想の54.8をやや下回りました。
本日は16時にドイツ9月製造業新規受注(前月比予想4.5%、前回-10.6%)、19時にユーロ圏9月卸売物価指数(前年同月比予想10.6%、前回8.2%)、22時30分に米国の新規失業保険申請件数(予想19.6万件、前回19.4万件)が予定されており、明日3時にはラガルドECB総裁の発言も控えています。
重要度の高い指標はありませんが、発表前後は短時間で値が振れる可能性があるため注意が必要です。
| 日時 | 国 | 指標・イベント | 重要度 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 11/05 16:00 | ドイツ | 9月製造業新規受注(前年同月比) | ★★ | 3.3% | 2.7% |
| 11/05 16:00 | ドイツ | 9月製造業新規受注(前月比) | ★★ | 4.5% | -10.6% |
| 11/05 19:00 | ユーロ圏 | 9月卸売物価指数(PPI)(前年同月比) | ★★ | 10.6% | 8.2% |
| 11/05 19:00 | ユーロ圏 | 9月卸売物価指数(PPI)(前月比) | ★★ | 2.5% | 1.9% |
| 11/05 22:30 | 米国 | 前週分失業保険継続受給者数 | ★★ | 171.0万人 | 170.1万人 |
| 11/05 22:30 | 米国 | 前週分新規失業保険申請件数 | ★★ | 19.6万件 | 19.4万件 |
| 11/06 03:00 | ユーロ圏 | ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言 | ★★ | – | – |
<前日の主な結果>
| 日時 | 国 | 指標 | 重要度 | 結果 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11/04 17:55 | ドイツ | 10月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) | ★★ | 52.5 | 51.7 | 51.7 |
| 11/04 18:00 | ユーロ圏 | 10月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) | ★★ | 51.4 | 51.7 | 51.7 |
| 11/04 19:00 | ユーロ圏 | 10月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比) | ★★★ | 4.0% | 4.0% | 3.8% |
| 11/04 19:00 | ユーロ圏 | 10月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)(前年同月比) | ★★★ | 2.5% | 2.5% | 2.5% |
| 11/04 22:15 | 米国 | 10月ADP雇用統計(前月比) | ★★★ | 8.6万人 | 6.6万人 | 8.6万人 |
| 11/04 22:30 | 米国 | 9月貿易収支 | ★★ | -1050億ドル | -1079億ドル | -1057億ドル |
| 11/04 23:45 | 米国 | 10月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) | ★★ | 56.1 | 57.9 | 57.9 |
| 11/05 00:00 | 米国 | 10月ISM非製造業景況指数(総合) | ★★★ | 54.5 | 54.8 | 54.9 |
EUR/USD(ユーロ/米ドル)のリアルタイムレートはこちら
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
