ポンド円の相場概況
前日のポンド円は212.838円で始まり、東京時間には円買いが優勢となって午後に212.119円まで下げ、日中の安値をつけました。
夕方からのロンドン時間に入ると流れが変わり、17時台から22時までの間に213.769円まで上昇して日中の高値と今週・今月の高値を更新しました。
ニューヨーク時間は213.752円まで迫ったものの高値更新はできず、213.402円で取引を終え、前日比0.556円高(0.26%高)、値幅は165.0pipsでした。
今朝は213.417円で始まった後に213.106円まで下げ、7時08分時点では213.211円と前日終値から19.1pips安い水準で推移しています。
本日の英中銀(BoE)の政策金利発表に注目が集まっており、前日は0.26%高と小幅に上昇したものの、発表を前に様子見ムードが意識される展開になっています。
市場全体では、米中間選挙で民主党が上下両院を獲得し政治リスクが後退したとの受け止めや、ドル安・米金利低下とFRBの利上げ観測のせめぎ合いが材料になっています。
イラン戦争の和平期待で原油が急落した一方、エスカレーションのリスクも残っており、リスク心理の変化が円相場に波及する可能性もあります。
前日の値幅は日足ATRを上回る165.0pipsに広がっており、大きなイベントを控えて振れやすい神経質な地合いが続いています。
| 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 値幅 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 前日 11/04 | 212.838 | 213.769 | 212.119 | 213.402 | 165.0pips |
| 東京時間 | 212.865 | 212.996 | 212.119 | 212.706 | 87.7pips |
| ロンドン時間 | 213.054 | 213.769 | 213.018 | 213.196 | 75.1pips |
| ニューヨーク時間 | 213.616 | 213.752 | 213.113 | 213.402 | 63.9pips |
OANDA証券のMT5の価格をもとに、チャート分析を行います(チャートは2026年11月5日7時のもの)。
日足の分析
日足のトレンドは上昇トレンドで、現在値213.211円は20日移動平均線210.746円、75日線211.968円、200日線212.853円をすべて上回っています。
ボリンジャーバンド上限213.359円付近に位置し、RSIは65.5と強めで、過去20本で2.11%上昇しています。
ATRは127.5pipsで、上値の抵抗は215.554円、下値の支持は212.925円、212.416円が意識されそうです。
1時間足の分析
1時間足はやや上昇優勢で、現在値は20時間移動平均線213.219円とほぼ同じ水準にあり、RSIも53.4と中立です。
上値は前日高値の213.769円、下値は前日安値の212.119円が目安になります。
一方、15分足はやや下落優勢でRSIは37.4と弱めになっており、短期的には高値からの調整が続いています。
テクニカル指標一覧
| 時間足 | トレンド | MA20 | MA75 | MA200 | RSI(14) | ATR(14) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 日足 | 上昇トレンド | 210.746 | 211.968 | 212.853 | 65.5(強め) | 127.5pips |
| 1時間足 | やや上昇優勢 | 213.219 | 212.388 | 211.477 | 53.4(中立) | 24.0pips |
| 15分足 | やや下落優勢 | 213.386 | 213.242 | 212.708 | 37.4(弱め) | 10.6pips |
OANDAオーダーブック分析
オーダーブック(7時時点)では、214.0円付近に最も厚い売り指値があり、上値の抵抗として意識されます。
その手前の213.8円付近には買いストップが集まっており、前日高値を上抜けると買いが加速する可能性があります。
下側では211.0円付近に最も厚い買い指値、212.0円付近にも買い指値があり、下値の支持として意識されます。
212.1円付近と213.1円付近には売りストップが集まっているため、これらを下抜けると売りが加速しやすい点に注意です。
また、現在値より上に含み損の買いポジションが多く、特に213.6円付近に買いポジションが集中しているため、戻り局面ではやれやれの売りが出やすそうです。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
> オーダーブックをMT5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
> Web版オーダーブックはこちらから
英ポンド、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
前営業日(11/04 07:00〜11/05 07:00)の通貨強弱では、英ポンドが8通貨中4位(0.83)、円が7位(-2.0)で、最も強かったのはNZD、最も弱かったのはUSDでした。
ポンドと円の差は13時40分に-4.03まで縮んで円高方向の力が働き、東京時間午後に212.119円の安値をつけた動きと対応しています。
その後19時10分には4.57まで差が開き、ロンドン時間に213.769円の高値をつけた上昇と一致しており、最終的な差は2.83とポンド円の上昇方向で終わりました。
直近1週間ではポンドが2位(9.38)、円が7位(-7.99)で、最強はCHF、最弱はAUDでした。
週間の差は10/29 15:00の-0.93が最小、11/04 19:00の18.7が最大で、現在も17.37とポンド高・円安の流れが続いており、日足の上昇トレンドを裏付けています。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
> 通貨の強弱チャート
本日(2026年11月5日)のポンド円の注目ポイント
| R2 | R1 | ピボット | S1 | S2 |
|---|---|---|---|---|
| 214.747 | 214.074 | 213.097 | 212.424 | 211.447 |
<上昇シナリオ>
今朝の調整をこなして前日高値213.769円と買いストップのある213.8円を上抜けると、買いが加速して売り指値の集まる214.0円やピボットR1の214.074円が意識されそうです。
<下落シナリオ>
ピボットP213.097円や売りストップのある213.1円を割り込むと、212.925円の支持やS1の212.424円が視野に入り、212.1円付近の売りストップを下抜けると下げが加速する可能性があります。
本日は21時の英中銀金利発表(予想4.00%、前回3.75%)とMPC議事要旨が最大の注目点で、発表までは213.1円〜213.8円付近での様子見ムードが意識されそうです。
発表後は日足ATRの127.5pipsを超える振れも想定されるため、214.0円の売り指値と212.1円の売りストップのどちらに向かうかに注目です。
本日(2026年11月5日)の経済指標・イベント
前日は18時30分の英10月サービス部門PMI改定値が52.8と予想・前回の53.1を下回り、米国では22時15分の10月ADP雇用統計が8.6万人と予想の6.6万人を上回る一方、0時の10月ISM非製造業景況指数は54.5と予想54.8を小幅に下回りました。
本日は8時50分に日銀・金融政策決定会合議事要旨、18時30分に英10月建設業PMI(予想46.5、前回46.1)が予定されています。
最大の焦点は21時の英中銀(BOE)金利発表とMPC議事要旨で、予想は4.00%と前回の3.75%からの引き上げが見込まれており、発表前後は値が大きく振れる可能性があるため注意が必要です。
| 日時 | 国 | 指標・イベント | 重要度 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 11/05 08:50 | 日本 | 日銀・金融政策決定会合議事要旨 | ★★★ | – | – |
| 11/05 18:30 | 英国 | 10月建設業購買担当者景気指数(PMI) | ★★ | 46.5 | 46.1 |
| 11/05 21:00 | 英国 | イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表 | ★★★ | 4.00% | 3.75% |
| 11/05 21:00 | 英国 | 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨 | ★★★ | – | – |
<前日の主な結果>
| 日時 | 国 | 指標 | 重要度 | 結果 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11/04 18:30 | 英国 | 10月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) | ★★ | 52.8 | 53.1 | 53.1 |
| 11/04 22:15 | 米国 | 10月ADP雇用統計(前月比) | ★★★ | 8.6万人 | 6.6万人 | 8.6万人 |
| 11/05 00:00 | 米国 | 10月ISM非製造業景況指数(総合) | ★★★ | 54.5 | 54.8 | 54.9 |
GBP/JPY(英ポンド/日本円)のリアルタイムレートはこちら
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
