ポンド円の相場概況
前日のポンド円は213.417で始まり、東京時間に213.538まで上げた後、212.913まで押されました。
ロンドン時間に入ると、21時のBOEの利上げ発表を受けて213.5円台へ上昇し、21時台にこの日の高値213.552をつけましたが、ニューヨーク時間は円買いに押されて下げが続き、早朝に安値211.965をつけて、1.351円安(-0.63%)の212.051で取引を終えました。
値幅は158.7pipsに広がり、今朝は前日安値を下回る211.914まで下げて、現在は211.986と212円をわずかに割り込んでいます。
前日はBOE(英中銀)が政策金利を3.75%から4%に引き上げ、2023年8月以来の利上げに踏み切りました。
投票は8対1でしたが、反対したマン委員も0.5%の利上げを主張しており、9人全員が利上げに票を投じました。
9月の6対3の据え置きから一転したことに加え、ロンバルデリ委員やピル委員など複数の委員が追加利上げの可能性に触れたことから、市場はタカ派的な結果と受け止め、ポンド円は発表直後に213.5円台まで上昇しました。
ただ、テイラー委員は「利上げ局面の始まりではない」との考えを示しており、ポンドの上昇は長続きせず、その後は米中間選挙での民主党大勝をきっかけにAI規制リスクによる株安が市場全体に広がるなかで、米金利の低下とともに円が買われたため、ポンド円は円高の影響のほうが大きく効いて下落しました。
12月17日のBOEの追加利上げ観測と円の動きに注目が集まっており、1.5円を超える値幅で安値圏まで売られたことから、円高主導の神経質な展開になっています。
| 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 値幅 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 前日 11/05 | 213.417 | 213.552 | 211.965 | 212.051 | 158.7pips |
| 東京時間 | 213.405 | 213.538 | 212.913 | 212.970 | 62.5pips |
| ロンドン時間 | 213.086 | 213.552 | 212.514 | 212.702 | 103.8pips |
| ニューヨーク時間 | 213.323 | 213.501 | 211.965 | 212.051 | 153.6pips |
OANDA証券のMT5の価格をもとに、チャート分析を行います(チャートは2026年11月6日7時のもの)。
日足の分析
日足のトレンドは「やや上昇優勢」で、現在値211.986は20日移動平均線(210.819)を上回っています。
ただし、75日線(211.872)のすぐ上まで下げており、200日線(212.848)は上回れずにいます。
前日はボリンジャーバンド上限(213.228)を一時上回った後に押し戻されました。
値幅158.7pipsはATR(128.0pips)を上回っています。
RSIは56.8で中立圏にあり、75日線を守れるかが意識されそうです。
1時間足の分析
1時間足のトレンドは「やや下落優勢」です。
価格は20時間線(212.698)と75時間線(212.597)を下回り、ボリンジャーバンド下限(211.984)付近まで下げています。
RSIは28.5で売られ過ぎの水準にあり、15分足も「下落トレンド」ながらRSIは29.1と売られ過ぎです。
そのため、目先は下げ一服からの戻りにも注意が必要です。
上値は212.11、213.041、下値は200時間線の211.769や211.559、211.444が目安になります。
テクニカル指標一覧
| 時間足 | トレンド | MA20 | MA75 | MA200 | RSI(14) | ATR(14) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 日足 | やや上昇優勢 | 210.819 | 211.872 | 212.848 | 56.8(中立) | 128.0pips |
| 1時間足 | やや下落優勢 | 212.698 | 212.597 | 211.769 | 28.5(売られ過ぎ) | 28.9pips |
| 15分足 | 下落トレンド | 212.321 | 212.768 | 212.813 | 29.1(売られ過ぎ) | 15.7pips |
OANDAオーダーブック分析
オーダーブック(7時時点)では、211.9付近に売りストップが集まっています。
今朝の安値付近にあたるため、ここを下抜けると売りが加速する可能性があります。
上方向では212.0、212.2、212.3に買いストップがあり、特に212.2付近を上抜けると買いが加速しやすいです。
その上の212.5〜212.55と214.0には売り指値が並び、戻りを抑える抵抗として意識されます。
下値は211.6、211.0、210.0に買い指値があり、211.0付近が最も厚い支持です。
ポジション面では現在値より上に含み損の買いが多く、戻り局面ではやれやれの売りが出やすい点に注意が必要です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
> オーダーブックをMT5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
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英ポンド、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
前営業日(11/05 7時〜11/06 7時)は円が8通貨中1位で最も強く、ポンドは5位にとどまりました。
最も弱い通貨は豪ドルです。
ポンドと円の差はBOE発表直後の11/05 21時20分に0.57と最も開きました。
その後は円買いが進み、11/06 6時45分に-7.67まで縮小して、最終的に-7.11で終えています。
直近1週間ではスイスフランが最強で豪ドルが最弱となり、ポンドは2位、円は5位で、差は6.88とポンド円の上昇方向に働いています。
週間の差は11/04 19時に15.06まで広がった後に縮んでおり、週の上昇分を前日の円高で一部吐き出した流れが読み取れます。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
> 通貨の強弱チャート
本日(2026年11月6日)のポンド円の注目ポイント
| R2 | R1 | ピボット | S1 | S2 |
|---|---|---|---|---|
| 214.110 | 213.080 | 212.523 | 211.493 | 210.936 |
<上昇シナリオ>
売られ過ぎからの戻りで212.11や買いストップが集まる212.2を上抜けると、買いが加速する可能性があります。
その場合は、売り指値とピボットが重なる212.5〜212.55付近が意識されそうです。
<下落シナリオ>
211.9付近の売りストップを下抜けると下げが加速しやすくなります。
その場合は211.559やS1の211.493、さらに買い指値が厚い211.0付近が意識されそうです。
本日は22時30分の米雇用統計を控え、ドル円を通じた円の動きに注目です。
日足の75日線(211.872)と211.9付近の売りストップを守れるか、戻った場合に212.5付近で上値を抑えられるかがポイントになりそうです。
本日(2026年11月6日)の経済指標・イベント
前日は18時30分の英10月建設業PMIが43.6となり、予想・前回の46.1を大きく下回りました。
21時のBOE金利発表は予想どおり4.00%(前回3.75%)への利上げで、9人全員が利上げに投票し、うち1人は0.5%の利上げを主張しました。
本日は22時30分に米10月雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数(予想6.5万人、前回2.9万人)、失業率(予想4.2%、前回4.2%)、平均時給(前年同月比は予想2.9%・前回3.0%、前月比は予想0.3%・前回0.1%)が出ます。
ドル円が大きく動けばポンド円にも波及しやすいため、発表前後の急な値動きに注意が必要です。
| 日時 | 国 | 指標・イベント | 重要度 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 11/06 22:30 | 米国 | 10月失業率 | ★★★ | 4.2% | 4.2% |
| 11/06 22:30 | 米国 | 10月平均時給(前年同月比) | ★★★ | 2.9% | 3.0% |
| 11/06 22:30 | 米国 | 10月平均時給(前月比) | ★★★ | 0.3% | 0.1% |
| 11/06 22:30 | 米国 | 10月非農業部門雇用者数変化(前月比) | ★★★ | 6.5万人 | 2.9万人 |
<前日の主な結果>
| 日時 | 国 | 指標 | 重要度 | 結果 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11/05 18:30 | 英国 | 10月建設業購買担当者景気指数(PMI) | ★★ | 43.6 | 46.1 | 46.1 |
| 11/05 21:00 | 英国 | イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表 | ★★★ | 4.00% | 4.00% | 3.75% |
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OANDA Lab編集部
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