WTI原油の相場概況
原油価格(WTI原油)は、前日に97.431ドルで始まり、97.852ドルで取引を終えました。
前日比は0.424ドル高(+0.44%)でしたが、日中の値幅は約5.3ドルに広がり、上下に大きく振れました。
東京時間(9:00〜14:45)は97.18ドルを安値に買いが優勢となり、98.53ドルまで上昇しました。
ロンドン時間に入ると17時〜22時ごろに前日高値の99.909ドルまで上昇しましたが、その後は売りに押されました。
ニューヨーク時間と重なる22時〜翌1時45分ごろに前日安値の94.608ドルをつけ、朝方にかけては97ドル台後半まで持ち直しています。
米国がイランのケシュム島を攻撃したとの報道を受けて、原油価格は一時上昇しました。
その後は、中東の紛争が解決に向かうことへの期待が高まり、反落しました。
前の日の月曜日にも6%を超えて下落しており、中東情勢のニュースに振り回される状況が続いています。
米中間選挙後の大規模な軍事衝突リスクも意識されるなか、高値99.9ドル、安値94.6ドルと荒い値動きになりました。
中間選挙の開票の行方や米金利の上昇も重なり、神経質な相場が続いています。
| 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 値幅 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 前日 11/03 | 97.431 | 99.909 | 94.608 | 97.852 | 5.3ドル |
| 東京時間 | 97.479 | 98.571 | 97.180 | 98.530 | 1.39ドル |
| ロンドン時間 | 98.919 | 99.909 | 94.608 | 97.015 | 5.3ドル |
| ニューヨーク時間 | 98.330 | 98.654 | 94.608 | 97.852 | 4.05ドル |
OANDA証券のMT5の価格をもとに、チャート分析を行います(チャートは2026年11月4日7時のもの)。
日足の分析
日足のトレンドは「やや上昇優勢」です。
終値97.852ドルは20日移動平均線(99.356ドル)を下回っていますが、75日線(92.209ドル)と200日線(88.249ドル)は上回っています。
RSIは48.4で中立圏にあり、直近20本では8.05%上昇しています。
ATRは3.911ドルと大きく、1日で4ドル前後動くことも珍しくない状況です。
1時間足の分析
1時間足のトレンドは「やや下落優勢」です。
価格は20時間移動平均線(97.824ドル)付近で推移しており、75時間線(100.095ドル)と200時間線(100.981ドル)の下にとどまっています。
ボリンジャーバンドは上限99.877ドル、下限95.882ドルで、前日の急落後は中央付近まで戻しました。
上値は99.909ドル、下値は96.235ドルと94.608ドルが目先の節目として意識されそうです。
テクニカル指標一覧
| 時間足 | トレンド | MA20 | MA75 | MA200 | RSI(14) | ATR(14) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 日足 | やや上昇優勢 | 99.356 | 92.209 | 88.249 | 48.4(中立) | 3.91ドル |
| 1時間足 | やや下落優勢 | 97.824 | 100.095 | 100.981 | 47.7(中立) | 0.99ドル |
| 15分足 | やや上昇優勢 | 97.518 | 97.826 | 99.307 | 57.7(中立) | 0.37ドル |
OANDAオーダーブック分析
7時時点のOANDAオーダーブックでは、売り指値が最も集まっているのは103.0ドル付近で、102.0ドル付近にも多く、上値の抵抗として意識されます。
100.0ドル付近には買いストップが集まっており、ここを上抜けると買いが加速する可能性があります。
下方向では、94.0ドル付近に最も厚い買い指値があり、下値の支持として意識されます。
一方、93.75ドル付近や94.25ドル付近には売りストップが集まっており、下抜けると売りが加速する可能性があります。
ポジションは98.5ドル付近の買いと96.75ドル付近の売りに比較的多く集まっています。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
> オーダーブックをMT5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
本日(2026年11月4日)のWTI原油の注目ポイント
| R2 | R1 | ピボット | S1 | S2 |
|---|---|---|---|---|
| 102.757 | 100.305 | 97.456 | 95.004 | 92.155 |
<上昇シナリオ>
日足の抵抗線である99.266ドルと前日高値の99.909ドルを上抜けると、買いストップが集まる100.0ドルを経てR1の100.305ドルが視野に入ります。
さらに上昇する場合は、売り指値が集まる102〜103ドル付近が意識されそうです。
<下落シナリオ>
1時間足の支持線である96.235ドルを割り込むと、S1の95.004ドルや前日安値の94.608ドル、買い指値が集まる94.0ドル付近が試されそうです。
93.75ドル付近の売りストップを巻き込むと、日足の支持線である92.227ドル方向への下落も意識されます。
米・イラン情勢に関する報道次第で数ドル単位の急変が起こりやすく、ニュースへの反応に注目です。
今夜は22時15分のADP雇用統計と0時のISM非製造業景況指数が控えているため、発表前後の値動きにも注意が必要です。
上は100ドル、下は94ドル付近の攻防が意識されそうです。
本日(2026年11月4日)の経済指標・イベント
前日の米国指標は、9月の雇用動態調査(JOLTS)求人件数が752.3万件と、予想の716.2万件を大きく上回りました。
9月の製造業新規受注も前月比1.8%と、予想の1.2%を上回っています。
本日は22時15分に米10月ADP雇用統計が発表されます(予想6.6万人、前回9.0万人)。
翌0時には米10月ISM非製造業景況指数(予想54.8、前回54.9)も予定されており、発表前後は米景気の見方やドルの動きを通じて原油が振れやすくなる点に注意が必要です。
| 日時 | 国 | 指標・イベント | 重要度 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 11/04 22:15 | 米国 | 10月ADP雇用統計(前月比) | ★★★ | 6.6万人 | 9.0万人 |
| 11/04 22:30 | 米国 | 9月貿易収支 | ★★ | -1079億ドル | -1056億ドル |
| 11/04 23:45 | 米国 | 10月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) | ★★ | 57.9 | 57.9 |
| 11/04 23:45 | 米国 | 10月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値) | ★★ | – | 57.6 |
| 11/05 00:00 | 米国 | 10月ISM非製造業景況指数(総合) | ★★★ | 54.8 | 54.9 |
<前日の主な結果>
| 日時 | 国 | 指標 | 重要度 | 結果 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11/04 00:00 | 米国 | 9月製造業新規受注(前月比) | ★★ | 1.8% | 1.2% | 0.1% |
| 11/04 00:00 | 米国 | 9月雇用動態調査(JOLTS)求人件数 | ★★ | 752.3万件 | 716.2万件 | 719.0万件 |
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OANDA Lab編集部
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