ゴールドの相場概況
金価格(ゴールド)は前営業日(10/30)、4020.9ドルで始まった後に売りが続き、3874.6ドルで引けました。
前日比146.3ドル安(-3.64%)の大幅下落です。
東京時間(9:00〜14:45)は4022.1ドルを高値に3987.3ドルまでじり安となりました。
ロンドン時間(17:00〜翌1:45)に入ると下げが加速し、3891.2ドルまで値を崩しました。
ニューヨーク時間(21:00〜翌5:45)の終盤、10/31早朝には3869.98ドルの安値をつけ、そのまま安値圏で週を終えました。
週明けの今朝は3878.9ドルで始まり、3901.0ドルまで買い戻されて、8時時点で3891.6ドル(+17.1ドル)と小反発しています。
原油高がインフレ懸念を強め、金利が高止まりするとの見方が広がったことで、金は2025年10月初め以来の安値まで下げました。
インテルやアマゾンの決算失望でAI関連株が売られ、ハイテク株の急落で生じた損失を埋めるための金売りも出ました。
米金利の低下も金の支えにはなりませんでした。
さらに、11/3の米中間選挙と10月の米雇用統計を前にした月末のポジション整理が重なり、リスク回避の動きが出ています。
12月利上げ観測を左右する米指標や原油価格、株安に伴う換金売りが続くかどうかに注目が集まっており、売り圧力の強い神経質な展開になっています。
| 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 値幅 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 前日 10/30 | 4020.890 | 4026.240 | 3869.984 | 3874.550 | 156.3ドル |
| 東京時間 | 4021.590 | 4022.140 | 3987.310 | 3996.560 | 34.8ドル |
| ロンドン時間 | 3982.590 | 3999.130 | 3891.223 | 3898.093 | 107.9ドル |
| ニューヨーク時間 | 3979.040 | 3982.330 | 3869.984 | 3883.370 | 112.3ドル |
OANDA証券のMT5の価格をもとに、チャート分析を行います(チャートは2026年11月2日8時のもの)。
日足の分析
日足は下落トレンドで、終値3891.7ドルは20日移動平均線(4086.5ドル)、75日線(4246.5ドル)、200日線(4485.1ドル)をすべて下回っています。
価格はボリンジャーバンドの下限(3903.1ドル)を割り込んでおり、20日間の変化率も-5.98%と下げが続いています。
RSIは31.3と弱めの水準で、売られ過ぎの手前まで来ています。
ATRは74.8ドルと値動きが大きく、上値では週高値の4082.5ドルが抵抗として意識されそうです。
1時間足の分析
1時間足も下落トレンドで、20時間移動平均線(3932.7ドル)が戻りの目安として意識されそうです。
RSIは27.7と売られ過ぎの水準にあり、今朝の小反発は短期的な買い戻しとみられます。
15分足は「やや下落優勢」ですが、RSIは48.2と中立で、価格は20本移動平均線(3887.5ドル)付近で推移しています。
目先の下値は3891.2ドルと前日安値の3869.98ドルが支持として意識されます。
テクニカル指標一覧
| 時間足 | トレンド | MA20 | MA75 | MA200 | RSI(14) | ATR(14) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 日足 | 下落トレンド | 4086.461 | 4246.515 | 4485.128 | 31.3(弱め) | 74.8ドル |
| 1時間足 | 下落トレンド | 3932.740 | 3992.706 | 4036.612 | 27.7(売られ過ぎ) | 18.4ドル |
| 15分足 | やや下落優勢 | 3887.456 | 3934.368 | 3980.173 | 48.2(中立) | 9.7ドル |
OANDAオーダーブック分析
今朝8時時点のオーダーブックでは、現在値より上の売り指値が下の買い指値より厚く、上値の重さが意識されやすい配置です。
売り指値は3915ドル、3970ドル、4000ドル付近に集まっており、戻り局面の抵抗になりそうです。
一方、3995ドル付近には買いストップがあり、ここを上抜けると買いが加速する可能性があります。
下では3850ドルと3800ドル付近に買い指値がある一方、3850ドルや3865ドル付近には売りストップも並んでおり、割り込むと下げが加速しやすい点に注意です。
ポジションは買いが91.1%と大きく偏り、含み損の買いも多いため、戻り局面ではやれやれの売りが、下落時には投げ売りが出やすい状態です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
> オーダーブックをMT5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
> Web版オーダーブックはこちらから
本日(2026年11月2日)のゴールドの注目ポイント
| R2 | R1 | ピボット | S1 | S2 |
|---|---|---|---|---|
| 4079.847 | 3977.199 | 3923.591 | 3820.943 | 3767.335 |
<上昇シナリオ>
今朝の高値3901.0ドルと売り指値のある3915ドルを上抜けると、ピボットの3923.6ドルや1時間足20本移動平均線の3932.7ドルが視野に入ります。
さらに買い戻しが進む場合は、売り指値が集まる3970ドルやR1の3977.2ドルが意識されそうです。
<下落シナリオ>
前日安値の3869.98ドルを割り込むと、3865ドルや3850ドル付近の売りストップを巻き込んで下げが加速する可能性があります。
その場合はS1の3820.9ドルや、買い指値のある3800ドル付近が次の下値目安になりそうです。
前日の急落後の小反発が続くのか、それとも3870ドル前後の安値を再び試すのかに注目です。
深夜0時の米ISM製造業景況指数は利上げ観測を通じて金価格を動かしやすいため、発表前後の急な値動きに警戒が必要です。
原油価格や株式市場の動きにも目を配りたいところです。
本日(2026年11月2日)の経済指標・イベント
前日に発表された主な指標の結果はありません。
本日は23:45に米10月製造業PMI改定値(予想56.0、前回56.0)が発表されます。
続いて日付が変わった11/3 0:00には、重要度の高い米10月ISM製造業景況指数(予想54.6、前回54.5)が控えています。
利上げ観測に敏感な地合いのため、結果が予想から上下にぶれると金価格が大きく動く可能性があり、発表前後の値動きに注意が必要です。
| 日時 | 国 | 指標・イベント | 重要度 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 11/02 23:45 | 米国 | 10月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) | ★★ | 56.0 | 56.0 |
| 11/03 00:00 | 米国 | 10月ISM製造業景況指数 | ★★★ | 54.6 | 54.5 |
金価格(ゴールド/XAUUSD)のリアルタイムレートはこちら
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OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
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加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
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