ゴールドの相場概況
金価格(ゴールド)は前日、3929.59ドルで始まり4060.9ドルで取引を終え、131.198ドル(3.34%)の大幅高となりました。
東京時間(9:00〜14:45)の序盤に日中安値の3919.627ドルをつけた後に切り返し、4009.521ドルまで上昇して3997.55ドルで終えました。
ロンドン時間(17:00〜翌1:45)は4022.32ドルで始まり、4067.695ドルまで上値を伸ばして4066.29ドルで引けました。
NY時間(22:00〜翌6:45)は一時4029.06ドルまで押した後に持ち直し、ロンドン時間が終わった深夜2時以降に日中高値の4070.444ドルをつけ、4060.9ドルで取引を終えました。
今朝は4060.99ドル前後で落ち着いた値動きです。
米中間選挙で民主党が上下両院を獲得し、政権と議会がねじれる見通しとなったことで、ドル安と米金利低下が進み、金は3.34%の大幅高となりました。
StoneXは、民主党が両院を握れば金利とドルに下押し圧力がかかり金は支えられるとみていました。
一方で、ドル安・米金利低下とFRBの利上げ観測がぶつかり合っており、11月6日の米雇用統計が試金石とされています。
ドルと米金利の行方や、年初来で重しとなってきたタカ派姿勢との綱引きに注目が集まるなか、日足ATRのおよそ2倍に当たる150.8ドルの値幅で急反発し、買いの勢いが強まる展開になっています。
| 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 値幅 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 前日 11/04 | 3929.590 | 4070.444 | 3919.627 | 4060.900 | 150.8ドル |
| 東京時間 | 3938.000 | 4009.521 | 3919.627 | 3997.550 | 89.9ドル |
| ロンドン時間 | 4022.320 | 4067.695 | 4021.120 | 4066.290 | 46.6ドル |
| ニューヨーク時間 | 4043.410 | 4070.444 | 4029.060 | 4060.900 | 41.4ドル |
OANDA証券のMT5の価格をもとに、チャート分析を行います(チャートは2026年11月5日7時のもの)。
日足の分析
日足のトレンドは下落トレンドで、75日移動平均線(4244.523ドル)や200日移動平均線(4467.633ドル)は現在値より大きく上にあります。
前日の急反発で20日移動平均線(4071.423ドル)のすぐ手前まで戻しており、この水準や上値抵抗の4082.51ドルを上抜けられるかが焦点です。
RSIは47.6と中立で、日足ATRは78.5ドルと値動きの大きい状態が続いています。
下値は4023.46ドル、3995.86ドルが支持として意識されそうです。
1時間足の分析
1時間足は上昇トレンドで、20本前比で3.2%上昇し、価格は20時間移動平均線(4032.888ドル)を大きく上回っています。
RSIは70.3と買われ過ぎの水準にあり、短期的には上昇一服や押し目をつける動きも意識されそうです。
押した場合は4029.06ドル、4015.452ドル、4005.22ドルが支持として注目です。
15分足では4067.49ドルと4070.444ドルが目先の上値抵抗、4055.1ドルが目先の支持となっています。
テクニカル指標一覧
| 時間足 | トレンド | MA20 | MA75 | MA200 | RSI(14) | ATR(14) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 日足 | 下落トレンド | 4071.423 | 4244.523 | 4467.633 | 47.6(中立) | 78.5ドル |
| 1時間足 | 上昇トレンド | 4032.888 | 3984.174 | 4001.018 | 70.3(買われ過ぎ) | 15.2ドル |
| 15分足 | 上昇トレンド | 4059.534 | 4031.503 | 3990.463 | 55.1(中立) | 5.9ドル |
OANDAオーダーブック分析
オーダーブックでは、売り指値が4080.0ドル、4075.0ドル、4100.0ドル付近に集まっており、上値の抵抗として意識されます。
同じ4080.0ドル付近には買いストップも最も多く集まっており、4070.0ドル付近の買いストップと合わせて、上抜けた場合は買いが加速する可能性があります。
下側では4000.0ドル付近の買い指値が下値支持となり、4025.0ドル付近や3870.0ドル付近の売りストップは下抜け時の加速要因です。
ポジションは買いが79.0%と買いに偏っており、現在値より上に含み損の買いが多いため、戻り局面ではやれやれの売りが出やすく、下落時は投げ売りも出やすい状態です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
> オーダーブックをMT5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
> Web版オーダーブックはこちらから
本日(2026年11月5日)のゴールドの注目ポイント
| R2 | R1 | ピボット | S1 | S2 |
|---|---|---|---|---|
| 4167.807 | 4114.354 | 4016.990 | 3963.537 | 3866.173 |
<上昇シナリオ>
前日高値の4070.444ドルと、売り指値・買いストップが集まる4080.0ドルを上抜けると買いが加速し、日足の抵抗4082.51ドルを経て、ピボットR1の4114.354ドルや4120.14ドルが次の目標として意識されそうです。
<下落シナリオ>
15分足の支持4055.1ドルを割り込むと、4029.06ドルや売りストップのある4025.0ドル付近を試し、ピボットPの4016.99ドル、買い指値が集まる4000.0ドル付近が下値の目安となりそうです。
本日は、20日移動平均線と4080.0ドル付近の上値抵抗を突破できるかに注目です。
22:30の米新規失業保険申請件数を受けたドルと米金利の動きに加え、6日の米雇用統計を控えた様子見ムードにも注意が必要です。
買いポジションの偏りが大きいため、押し目の場面では下げが速まる可能性も意識しておきたいところです。
本日(2026年11月5日)の経済指標・イベント
前日は22:15発表の米10月ADP雇用統計が8.6万人と予想の6.6万人を上回った一方、0:00発表の10月ISM非製造業景況指数は54.5と予想54.8をやや下回り、23:45発表のサービス部門PMI改定値も56.1と予想57.9を大きく下回りました。
本日は22:30に米国の前週分新規失業保険申請件数(予想19.6万件、前回19.4万件)と継続受給者数(予想171.0万人、前回170.1万人)が発表されます。
重要度は中程度ですが、ドルや米金利の動きを通じて金価格が振れる可能性があるため、発表前後の値動きに注意が必要です。
| 日時 | 国 | 指標・イベント | 重要度 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 11/05 22:30 | 米国 | 前週分失業保険継続受給者数 | ★★ | 171.0万人 | 170.1万人 |
| 11/05 22:30 | 米国 | 前週分新規失業保険申請件数 | ★★ | 19.6万件 | 19.4万件 |
<前日の主な結果>
| 日時 | 国 | 指標 | 重要度 | 結果 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11/04 22:15 | 米国 | 10月ADP雇用統計(前月比) | ★★★ | 8.6万人 | 6.6万人 | 8.6万人 |
| 11/04 22:30 | 米国 | 9月貿易収支 | ★★ | -1050億ドル | -1079億ドル | -1057億ドル |
| 11/04 23:45 | 米国 | 10月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) | ★★ | 56.1 | 57.9 | 57.9 |
| 11/04 23:45 | 米国 | 10月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値) | ★★ | 55.9 | – | 57.6 |
| 11/05 00:00 | 米国 | 10月ISM非製造業景況指数(総合) | ★★★ | 54.5 | 54.8 | 54.9 |
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OANDA Lab編集部
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