賭けの考え方・勝ち組ポーカープレイヤーの思考習慣

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パンローリング-儲けの考え方-勝ち組ポーカープレイヤーの思考習慣

ポーカーにおける賭けの考え方をFX取引に応用


本書はポーカーに関する書籍ですが、ポーカーなどのギャンブルにおける心構えとFXをはじめとする相場と対峙するときの心構えには共通するところが多く、参考になる面が多いと思います。


心の乱れに負けない


ポーカーにおいてもFXにおいてもお金がかかった勝負であることには変わりがありません。
お金がかかった勝負となると人間であれば当然、感情が発生します。
勝ったときも、負けたときも感情が動きます。
ポーカーでもFXでも感情が動いたときは心にスキが生まれ、自分のペースを乱すリスクが高まるときです。

以下は本書で紹介されているポーカーのプレー中に発生する感情の一例ですが、FXにおいても注意すべき感情です。

怒り

怒りは負けたときや思い通りに相場が動かなかった場合に発生しやすい感情です。負けてしまった後は負けを取り戻そうと普段なら手を出さない場面でトレードを行ってしまったり、ポジション量を増やしてリスクを多くとってしまっていませんか?

フラストレーション

フラストレーションも相場が思うように動かなかったり、プライベートで嫌なことがあった場合に強く感じる感情です。このような感情が発生しているときにはエントリーのタイミングを待たずにエントリーしてしまったり、利益確定や損切りを急いでしまうようなことはありませんか?

惨めさ・恐怖

トレードで負けてしまった後に、「自分はトレードが下手なんだ」とマイナス思考に陥ったり、取引をするのが怖くなってしまい、次のチャンスに躊躇してしまい、取引機会を逃してしまっているということはありませんか?

幸福感

トレードに勝った後に自信過剰となり、チャンスを過大評価し、取引の回数が増え、せっかくの利益を吐き出してしまった経験はありませんか?

プライド

相場が思い通りに動かず、含み損を抱えたポジションを抱えているときに、負けを認めたくないので損切りができずに損失を拡大させてしまったり、負けが続き資産が減っているのにも関わらず取引量を減らすことができずにリスクを大きく取り過ぎてしまっているということはありませんか?

この書籍では、これらの感情が発生し、感情が揺さぶられるような状況に陥った際に、どのような対処をすべきかについて解説しています。もちろん、人の性格は様々なのですべての方に当てはまるというものではありませんが、参考にはなると思います。
ポーカーの場合の対処法をFX取引用にうまくアレンジすることができればトレードスキルが上達するかもしれません。


怖がっている金では勝てない


FXにおいても損失を恐れていると損切りが早過ぎて損切り回数が増えてしまったり、逆に損切りができずに一回の損失が大きくなってしまうようなことがあります。
つまり、適正な水準での損切りができなくなってしまい、資金を減らしてしまうようなケースです。
また、損失を恐るあまり、チャンスの場面でしっかりと利益を追うことができなくなってしまい、利益を上げる機会を逃してしまうという場合もあると思います。 これは、自分の許容できるリスクに対して、リスクを大きく取り過ぎてしまっている場合に陥りやすい失敗です。
FXにおいても気持ちが揺さぶられない程度のリスクに抑えて取引を行うことが重要で、能力を最大限に活かすことができる「賭け方」であると考えることができます。


ティルトとは?


本書で度々登場するティルトとは自分の本来のプレイ能力を発揮できない状況のことです。
FX取引においてもこのティルトになってしまったときやティルトになりそうな場合は取引を控えるなどの対策が必要です。
ひとことで言えば、普通ではないような状況に陥ってしまっているような場合です。

FXの取引を行っている場合でも、このティルトに陥り、一晩で大きく資産を減らしてしまった経験をお持ちの方も少なくないと思います。

ティルトに陥ってしまっている可能性が高いときの例(FXの場合)

負けた分を取り戻したい

今日の自分は勘が冴えてる

今日は勝ったので少し負けてもいいので少しリスクをとってみよう

1時間の暇があるのでとりあえずポジションを持ってみようかな


長期的視野で考える


ポーカーの勝敗は運に左右されることが多いのと同様にFXも実際に相場が動くまでは上下どちらに動くかは不確実なものであり、どんなに優れたトレーダーでも連敗することもあれば連勝することもあります。よって、短期的には負けが続くということも少なくありません。
初心者の中には、少し負けが続くと次の手法を探し、ノウハウコレクターのような状況に陥ってしまう方も少なくありません。
トレーディングプランの成績を考える上では、この短期的な成績のブレに一喜一憂するのではなく、一定期間の成績を元に判断をするべきです。




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