ホーム » 株式の基礎 » 空売り残高とは|重要性・マーケットへ与える影響などを詳しく解説

空売り残高とは|重要性・マーケットへ与える影響などを詳しく解説


空売り残高とは、株式市場において未決済の空売りポジション(株を借りて売ったが、まだ買い戻していない分)がどれくらい残っているかを表す指標です。

空売り残高が増えているか、減っているかで相場動向に影響を与えるため、投資家に注目されています。

本記事では、空売り残高の重要性やマーケットに与える影響などを解説します。

空売り残高とは

まずは空売り残高の内容と、いつ公開されるのかについて解説します。

  • ・空売り残高の内容
  • ・空売り残高の公開日

空売り残高の内容

空売り残高は、株式市場において未決済の空売りポジション(株を借りて売ったが、まだ買い戻していない分)がどれくらい残っているかを表す指標です。

言い換えると、「その銘柄に投資している人たちが現在保有している空売りポジションの数」を示しています。

空売り残高の公開日

空売り残高は、日本取引所グループ(JPX)が毎営業日集計し、残高割合が0.5%以上の銘柄別の空売り株数を取引日の2営業日後に公表するとともに、市場全体の空売り比率の速報値を、原則として取引日の翌営業日夕方に公表しています。

JPXが公表する空売り残高には、信用取引(制度信用・一般信用)による空売りに加え、「機関投資家などによる貸株を利用した空売り」も含まれます。

証券会社のサイトや取引ツール、金融メディアなどでも公表されている場合があり、公表や集計タイミングはそれぞれ異なります。

空売り残高がマーケットへ与える影響

空売りは株価が下落すると利益が出る取引方法です。

そのため、空売り残高が増えていることは、その銘柄の株価は下がると考えている投資家が多いということです。

一方で、空売り残高は将来的な上昇要因とも考えられます。

空売りは証券会社から株式を借りて取引しており、借りた株式は必ず返さなければならないため、どこかのタイミングで反対売買の決済(買い戻し)が行われます。

つまり、空売り残高が多いほど、将来的に多くの買い注文が発生する可能性があると考えられます。

特に、空売りは株価が上昇するほど含み損も増えるため、急な好材料による上昇をきっかけに、損切りの買い戻しがいっせいに行われ、株価が高騰する場合があります。

ただし、買い戻しのきっかけとなる材料や急騰は予測困難であり、空売り残高が多いからといって必ずしも上昇要因となるとは限りません。

空売り残高は将来的な買い需要がどのくらいなのかを分析できることから、投資家に注目されています。

なお、空売り残高が増えているからといって、必ず株価が下落するわけではない点にも注意が必要です。

空売り残高の見方

空売り残高がどのくらい増えているのか、減っているのかに注目します。

空売り残高が増加していると、現在は株価が下落すると考えている投資家が多い一方で、将来の買い需要が増えていると考えられます。

逆に、空売り残高が減少していると、すでに買い戻しが進んでいることを示す場合があります。

株価との因果関係は必ずしも明確ではありませんが、買い戻しによって株価が上昇する可能性があります。

空売り残高に関するQ&A

空売り残高に関してのよくある質問について回答していきます。

  • ・空売り残高はどこで確認できますか?
  • ・空売り残高の比率が高いとどうなりますか?
  • ・買い残高とは何ですか?

空売り残高はどこで確認できますか?

日本取引所グループ(JPX)のホームページでは、空売り集計などのデータを公表しています。

また、空売り残高のデータを出している証券会社のサイトや取引ツール、金融メディアなどで確認する方法もあります。

空売り残高の比率が高いとどうなりますか?

空売り残高の比率が高い場合、将来的な買い戻し需要が蓄積している状態とも言えます。

特に株価が急騰するような好材料が出た場合には、空売りの買い戻しが一斉に発生し、価格上昇が加速するケースがあります。

ただし、空売り残高の比率が高いだけでは、急騰につながるとは限りません。

買い残高とは何ですか?

買い残高(信用買い残高)は売り残高の反対で、信用取引における未決済の信用買いがどのくらい残っているのかを表した数値です。

信用買いは将来的に売りで決済されるため、相場が弱くなったときには売り圧力となる可能性があります。

ただし、株価上昇が続く場合は、利益確定の売りも段階的に出るため、必ずしも急落要因とは限りません。

【まとめ】空売り残高とは|重要性・マーケットへ与える影響などを詳しく解説

空売り残高は、未決済の空売りがどのくらい残っているのかを表します。

空売り残高が増えている場合、将来的に買い戻し需要が高まる可能性があると考えられます。

特に、空売り残高が増えている中において、何らかの材料で株価が上昇すると、空売りを決済するための買いが集中するため、株価が急騰することがあります。

空売り残高の推移が株価に影響を与える可能性があることから、投資家は注目しています。

OANDA証券では、空売り残高をはじめ投資に関わる基礎的な用語を、初心者の方向けにわかりやすく解説するコンテンツを提供しています。

OANDA証券での取引に興味をお持ちいただけた方は、以下のボタンから口座開設をご検討ください。

口座開設ボタン


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。

この記事をシェアする
basic
空売り残高とは|重要性・マーケットへ与える影響などを詳しく解説
基準価額とは|投資信託における意味・見方・活用ポイントをわかりやすく解説
権利確定日とは|配当金・株主優待との関係などをわかりやすく解説
ミニ株とは|単元未満株との違いやメリット・デメリットなどを解説
低位株とは|特徴・基準・注意点などをわかりやすく解説
大型株とは|特徴やメリット・デメリットなどをわかりやすく解説
上場廃止とは|基準・メリット・デメリットなどをわかりやすく解説
ディスクロージャーとは|意味や企業が実施するメリット・デメリットなどをわかりやすく解説
特定口座とは|一般口座との違いや仕組みなどをわかりやすく解説
上場とは|株式上場のメリットやデメリットなどをわかりやすく解説
割安株(バリュー株)とは|見つけ方・メリット・デメリットなどを解説
単元株とは|意味・具体例・よくある質問をわかりやすく解説
単元未満株とは|メリット・デメリットを初心者向けにわかりやすく解説
ブラックマンデーとは|原因・影響・歴史的背景をわかりやすく解説
償還とは|意味・仕組み・注意点などをわかりやすく解説
ユニコーン企業とは|定義や日本企業の代表例などをわかりやすく解説
ストップ安とは|初心者向けに制度の仕組み・制限値幅などを解説
ストップ高とは|制限値幅(値幅制限)・仕組みなどをわかりやすく解説
権利落ち日とは|初心者向けに配当落ち日との違いなどをわかりやすく解説
株主総会とは|参加資格・決定事項・種類などを詳しく解説
キャッシュフロー計算書(C/F)とは|初心者でもわかる見方と企業分析のポイントを解説
損益計算書(P/L)とは|見方や企業分析のポイントをわかりやすく解説
貸借対照表(バランスシート)とは|見方・読み方などをわかりやすく解説
IR(インベスターリレーションズ)とは|具体例やPRとの違いなどをわかりやすく解説
ROIとは|意味・計算式・類似指標との違いなどをわかりやすく解説
ETF(上場投資信託)とは|意味・メリット・デメリットなどをわかりやすく解説
iDeCo(イデコ)とは|メリット・デメリットやNISAとの違いなどをわかりやすく解説
NISA(ニーサ)とは|新NISAの特徴やメリット・デメリットをわかりやすく解説
自社株買いとは|目的やメリット・デメリットなどをわかりやすく解説
インデックスファンドとは|意味・メリット・デメリットなどをわかりやすく解説
配当金とは|初心者向けに受け取り方や銘柄選びのコツなどをわかりやすく解説
自己資本比率とは|業種別の目安や投資で活用する際のポイントなどを詳しく解説
株式分割とは|目的・メリット・デメリットなどをわかりやすく解説
ストックオプションとは|メリット・デメリットや仕組みなどをわかりやすく解説
REIT(リート)とは|初心者向けに不動産投資との違いなどをわかりやすく解説
IPO(新規公開株式)とは|初心者向けにPOとの違いなどをわかりやすく解説