TradingView(トレーディングビュー)で表示できるFXで使えるチャートの種類は?
TradingViewで表示できるチャートの種類
TradingViewのチャートでは多数のチャートを表示することができます。
FXの取引においては日本ではローソク足チャートが一般的に使用されますが、それ以外にも多数のチャートが存在します。
普段は見ないようなチャートを観察すると、これまで気づかなかったものが見えてくるかもしれません。
今回はTradingViewのチャートで表示できるチャートの種類をご案内いたします。
ローソク足チャート
日本の米相場生まれの日本で一番ポピュラーなチャートです。世界的にもキャンドルスティックの名称で人気のあるチャートです。始値、終値、高値、安値の4本値を実体と言われる四角形と上下のヒゲで示すチャートで、時系列の価格の動きがわかりやすく、相場の動きが把握しやすいという特徴があります。
![TradingViewで表示できるチャートの種類-ローソク足](https://storage.googleapis.com/oanda-prod-asne1-oj-jp-wordpress/2018/06/d1f860e8f66f9ab25f260c144365e427.png)
バーチャート
バーチャートはバーで始値、終値、高値、安値の4本値を表示するチャートです。ローソク足チャートと比べると情報は同じですが、バーのみで表示されるので、ややシンプルに見え、価格の大きな方向性が見やすいという特徴があります。日本ではローソク足が浸透しているため、使用する人は少ないですが、欧米では人気のチャートです。
![TradingViewで表示できるチャートの種類-バーチャート](https://storage.googleapis.com/oanda-prod-asne1-oj-jp-wordpress/2018/06/9c428bce91d34cecfc3f6c55e60e3a11.png)
平均足チャート
平均足チャートは見た目はローソク足チャートに似ていますが、実体の部分の始値に前の足の始値と終値の平均を用いているため、価格の細かいブレの影響を排除し、トレンドを把握しやすいという特徴があります。ただし、トレンド転換のダマシを軽減することができる反面で、トレンド転換の初動を掴みにくいというデメリットもあるということには注意が必要です。
![TradingViewで表示できるチャートの種類-平均足チャート](https://storage.googleapis.com/oanda-prod-asne1-oj-jp-wordpress/2018/06/ac446551bc22cf3e47e31dd7e99c3f79.png)
ラインチャート
ラインチャートは終値のみを表示したシンプルなラインのチャートです。余計な情報が排除されているため、大きな方向感を確認するのに適しているチャートです。![TradingViewで表示できるチャートの種類-ラインチャート](https://storage.googleapis.com/oanda-prod-asne1-oj-jp-wordpress/2018/06/873b351fb47498043b66c9f6825bf0fa.png)
エリアチャート
エリアチャートはラインチャートの下の部分に塗りつぶしが入ったものです。ラインチャート同様に大きな価格の流れを見るのに適しています。![TradingViewで表示できるチャートの種類-エリアチャート](https://storage.googleapis.com/oanda-prod-asne1-oj-jp-wordpress/2018/06/e761c1d3f1a2d17ed32412052a672509.png)
ベースラインチャート
ベースラインチャートはチャートに表示されている期間の高値と安値の中間(50%)を中心に色分けし、現在の水準を示すチャートです。比較的近い時間帯でどの水準で推移しているのかを確認しながら分析をすることができます。![TradingViewで表示できるチャートの種類-ベースラインチャート](https://storage.googleapis.com/oanda-prod-asne1-oj-jp-wordpress/2018/06/dd790c6ab81235738b1c024ad62aa46f.png)
練行(Renko)足チャート
練行(Renko)足チャートは設定した一定の値幅(ボックスと呼びます)の値動きがあった場合に次の足へ移動し、一定のボックス分の反転があった場合に陰線と陽線が入れ替わるチャートです。ローソク足チャートのように一定の時間の到来に併せて次の足に移行する時系列のチャートとは異なる非時系列のチャートです。価格の動きにフォーカスしているため、方向感が掴みやすいというメリットがあります。
![TradingViewで表示できるチャートの種類-練行足(Renko)チャート](https://storage.googleapis.com/oanda-prod-asne1-oj-jp-wordpress/2018/06/acb9fcfb78e89b4883ffef86519bcc3e.png)
ラインブレイクチャート
ラインブレイクチャートは設定した一定の本数(デフォルトは3)前の高値、安値を更新する動きとなった際にトレンド転換とみなし、陽線と陰線が切り替わり、その方向の新値となった場合にのみ新しい足が形成されるチャートです。トレンドが明確に出るような相場の場合はトレンドを把握しやすいという特徴がありますが、狭いレンジ内の推移が続くようであれば新しい足を形成しにくいほか、ダマシも多くなってしまうというデメリットもあります。
ラインブレイクチャートに関してはこちらもご覧ください。
ラインブレイクチャート(新値足)でトレンドを把握する
![](https://storage.googleapis.com/oanda-prod-asne1-oj-jp-wordpress/2018/06/e010f5e70b897c863961ab33adde6b04.png)
カギ足チャート
カギ足チャートも時系列ではなく、非時系列のチャートです。設定した値幅分の価格の反転があった場合に方向を変えて記載していくチャートです。他の非時系列チャート同様に価格の方向性を把握しやすいというメリットがあります。![TradingViewで表示できるチャートの種類-カギ足チャート](https://storage.googleapis.com/oanda-prod-asne1-oj-jp-wordpress/2018/06/bf4efeb6bf2e9233398f7275abeda2c7.png)
ポイント&フィギュアチャート
ポイント&フィギュアも非時系列のチャートです。◯と×を使用し、設定した一つの枠分の値動きがあると印を加え、一定の枠数分の反転があると印を変えて右に移っていきます。保合いやサポート、レジスタンスなどの水準に注目すると価格の方向性が掴みやすいチャートです。
![TradingViewで表示できるチャートの種類-ポイント&フィギュアチャート](https://storage.googleapis.com/oanda-prod-asne1-oj-jp-wordpress/2018/06/951772ae45138ae2a7649141eb04b662.png)
ポイント&フィギュアチャートの使い方に関してはこちらもご覧ください。
ポイント&フィギュアでFX市場の価格のトレンドをチェック
ポイント&フィギュアで価格のターゲットを算出
まとめ
このようにTradingViewのチャートでは、様々なタイプのチャートを表示することができます。大きく分けるとローソク足に代表されるような時間に併せて動く時系列のチャートと時間という概念がない非時系列のチャートに分けることができます。
日本ではローソク足チャートが一番一般的なので、ローソク足を使って分析している方が多いと思いますが、他のチャートも併せて使用して見ると、より効果的に分析できるかもしれません。
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