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NYダウの振り返りと見通し:労働市場の悪化懸念で大幅下落。主要指数は全面安(2025年11月7日)

ニュース

昨日(2025年11月6日)のNYダウの振り返り

NYダウ US30(※)
終値 46,912.30 47,026.2
前日比 -398.70(-0.84%) -364.8(-0.77%)

※OANDAが提供するNYダウ指数を参照したCFD「US30」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年11月6日(木)のNYダウは、前日比398.70ドル安(-0.84%)の46,912.30ドルで取引を終えました。

ハイテク株を中心に売りが広がり、大幅反落しました。
チャレンジャー社が発表した10月の人員削減数が急増しており、このデータを受けて投資家は労働市場の急速な悪化を懸念し、リスク回避姿勢を強めました。

また、今週に入り大手銀行CEOが株式市場の調整局面入りを警告したことも、引き続き影響していると考えられます。

個別銘柄を見ると、テック系を中心に売られた銘柄が多かった一方、ディフェンシブ関連は比較的堅調でした。

IBM(IBM)、メルク(MRK)、コカ・コーラ(KO)、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(JPM)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)などが上昇。
セールスフォース(CRM)、エヌビディア(NVDA)、アマゾン・ドット・コム(AMZN)、マイクロソフト(MSFT)、シスコ・システムズ(CSCO)などが下落しました。
特に、セールスフォース(CRM)は前日比-5.31%と大きく売られました。

全体としては、構成銘柄の3分の2がマイナス圏で取引を終えています。

本日(2025年11月7日)US30のチャートテクニカル分析

本日(2025年11月7日)US30のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年11月7日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は下ヒゲのある陰線を形成し、前日5日の上昇に対し反落しました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
47,000ドル台の中で下落が進み、一時的に47,000ドルを割りました。
目先は、47,000ドルを割れて下落が進むか、47,000ドル割れ後の反発が続くかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引半ばに大きく下落が進み、後半に若干反発しましたが、始値を下回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連しローソク足は平均足の下にあり、売り優勢を示しています。
4日安値と6日安値でダブルボトム形成の可能性があります。
目先は、ダブルボトム形成による上昇が進むか、6日安値を割れて下落が続くかに注目です。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年11月7日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US30は序盤から軟調な展開で、夜にかけておおむねマイナス圏での推移が続きました。
22時以降に急落し、一時-1.2%付近まで下げ幅を広げ、その後もマイナス圏で推移しました。
最終的に-0.77%で取引を終え、 主要3指数の中では最も小幅な下落率に留まりました。

US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年11月7日)の主な米国経済指標

7日(金)24:00(米国)11月ミシガン大学消費者態度指数・速報値

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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