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S&P500の振り返りと見通し:終盤の買い戻しでプラス圏を維持。政府閉鎖解除期待が支え(2025年11月10日)

ニュース

先週金曜日(2025年11月7日)のS&P500の振り返り

S&P500 US500(※)
終値 6728.80 6745.8
前日比 +8.48(+0.13%) -1.6(-0.02%)

※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年11月7日(金)のS&P500は、前日比8.48ポイント高(+0.13%)の6728.80ポイントで取引を終えました。

取引序盤は弱含む展開でしたが、政府機関の閉鎖が解消に向かうとの観測が強まり、取引終盤に買いが入りました。
下落した水準で押し目買いの動きも入りやすく、市場全体のムードは落ち着きを取り戻しました。

ただし、ハイテク関連には調整色が強まり、AI関連銘柄への過度な期待の後退が意識されています。

セクター別に見ると、11セクター中9セクターが上昇し、下落したのは2セクターのみです。
上昇したセクターの上位はエネルギーが+1.56%、公益事業が+1.37%、不動産が+1.34%でした。
下落したのはコミュニケーション・サービスが-0.84%、情報技術が-0.33%です。

全体としては、テック関連は引き続き軟調傾向のようです。

個別銘柄では、エクソン・モービル(XOM)、シェブロン(CVX)、メドトロニック(MDT)、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)、インテュイティブ・サージカル(ISRG)などが上昇。
IBM(IBM)、オラクル(ORCL)、ブロードコム(AVGO)、デル・テクノロジーズ(DELL)、イーライ・リリー(LLY)などが下落しました。

本日(2025年11月10日)のUS500チャートテクニカル分析

本日(2025年11月10日)のUS500チャートテクニカル分析
(チャートは2025年11月10日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は下ヒゲの長い陽線を形成し、10月31日から陰線と陽線が交互に現れています。
平均足は陽連しているものの、ローソク足は平均足を下抜けしており、トレンド転換を示唆しています。
一時的に6600ポイント台まで下落しましたが、反発して6700ポイントを回復して取引を終えました。
目先は、再度下落が進み6600ポイント台へ向かうか、反発が続き6800ポイントを目指すかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引半ばから下落が進みましたが、後半に反発して始値付近で取引を終えました。
平均足は陰連しているものの、ローソク足は平均足の上にあり、トレンド転換を示唆しています。
引いた目で見ると、10月30日高値から切り下げを伴う下落が進んでいます。
目先は、30日高値からの下落が続くか、いったん反発を見せるかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年11月10日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US500は序盤から軟調に推移し、18時以降に下落基調が強まりました。
深夜に一時-1.5%超まで値を下げましたが、切り返して急速な回復を見せています。
最終的には-0.02%で取引を終え、主要3指数の中ではUS100に次ぐ下落率となりました。

US500 S&P500指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年11月10日)の主な米国経済指標

特になし

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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