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東日本を中心とするクマ被害増加を受け、生活インフラを提供する事業者の業務に影響が広がっている。日本郵便は秋田県の一部地域で6日に集配を見合わせ、NTT東日本はクマ対策を念頭に置いた業務手順の見直しに着手する。遭遇の予測が難しく、各社は対応に苦慮している。
日本郵便は今月5日、社員の安全のために郵便局の判断で集荷や配達を中断できるとの方針を決めた。自治体から立ち入り規制の指示が出たり、目撃情報で業務の継続が難しいと判断したりした場合は「郵便物の配達が遅れる可能性がある」と説明する。
出没地域では原則としてバイクでの配達を午後5時以降は取りやめる。
NTT東日本は今月、岩手県雫石町でクマ撃退スプレーなどの使い方を学ぶ研修会を初めて開いた。山間部に立ち入る場合はスプレーを常備しているが、研修成果を踏まえてさらに実践的な対策に発展させる。
ヤマト運輸は10月、遭遇した際の対処法をまとめた社内指針を定めた。
JR東日本は線路に沿ってライオンの尿から抽出した忌避剤をまくなどシカやイノシシを含めた獣害対策を徹底する。
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