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アフリカ豚熱へ警戒強化、農水省

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 致死率が高い豚の伝染病「アフリカ豚熱」に、農林水産省が警戒を強めている。10月に台湾で初めて発生を確認し、東アジアで感染例がないのは日本だけになったからだ。都道府県に防疫の徹底を要請し、自治体では感染拡大防止策を確認する動きも出てきた。

 アフリカ豚熱は有効なワクチンがなく、致死率はほぼ100%。人には感染しないが、まん延防止のため家畜伝染病予防法に基づいて速やかな殺処分が必要になる。ワクチンがある豚熱(CSF)とは「全く別の病気」(農水省)だ。

 農水省は台湾の感染確認後に都道府県の家畜衛生担当へ文書を出し、流入すれば「養豚業に甚大な被害を及ぼす」として危機意識を持つよう求めた。空港や港での消毒や、養豚場での衛生対策の徹底などを要請した。

 国内への流入を阻止するには、水際対策が重要だ。ウイルスは肉製品に付着して入り込むため、政府は検査証明書のない肉製品を海外から持ち込むことを禁止。2024年には20万件超の不正な持ち込みを阻止した。


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