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NYマーケットダイジェスト・11日 ダウ最高値・ユーロ高・債券休場

スポット
(11日終値)
ドル・円相場:1ドル=154.16円(前営業日比△0.01円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=178.55円(△0.40円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1582ドル(△0.0025ドル)
ダウ工業株30種平均:47927.96ドル(△559.33ドル)
ナスダック総合株価指数:23468.30(▲58.87)
10年物米国債利回り:休場
WTI原油先物12月限:1バレル=61.04ドル(△0.91ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=4116.3ドル(▲5.7ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
特になし

(各市場の動き)
・ユーロドルは反発。米政府機関の一部閉鎖が解除に向かうとの期待が高まる中、欧州株相場の上昇を背景にリスク・オンのユーロ買い・ドル売りが先行。ADPが発表した米民間雇用者数は10月25日終了週までの4週間に週平均で1万1250人減少したと伝わると全般ドル売りが活発化し、23時前に一時1.1606ドルと日通し高値を更新した。
 ただ、欧州勢が引けたあとは徐々に商いが細る中、やや伸び悩んだ。取引終盤には一時1.1581ドル付近まで下押しした。

・ドル円はほぼ横ばい。欧州序盤に一時154.44円付近まで値を上げたものの、アジア時間に付けた約9カ月ぶりの高値154.49円がレジスタンスとして意識されると失速した。NY市場に入り、米国の民間経済指標が労働市場の冷え込みを示すと全般ドル売りが加速し、22時30分過ぎに一時153.67円と日通し安値を付けた。ただ、前日の安値153.36円や一目均衡表転換線153.33円がサポートとして意識されると下げ渋った。取引終了間際には154.18円付近まで下値を切り上げた。
 もっとも、本日はベテランズデーで米債券市場が休場となったため、市場参加者が少なく大きな方向感が出なかった。

・ユーロ円は3日続伸。ユーロドルの上昇や株高に伴う円売り・ユーロ買いが出ると一時178.74円と日通し高値を付けた。ただ、10月30日に付けたユーロ導入以来の高値178.82円が目先レジスタンスとして意識されると上昇は一服した。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、史上最高値を更新した。米政府機関の一部閉鎖の解除が近いとの観測が広がる中、買いが優勢となった。ナイキやメルク、アムジェンなどが買われた半面、ソフトバンクグループが保有する全株式を売却したと伝わったエヌビディアが下げた。
 一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落。前日に大幅上昇した反動で利食い売りなどが出た。

・米国債券相場はベテランズデーのため休場となった。

・原油先物相場は3日続伸。一時閉鎖している米政府機関の再開期待を背景に投資家心理が改善すると、原油に買いが入った。

・金先物相場は3日ぶり反落。米利下げ観測を背景に買われるも一時的となり、利益確定売りに押された。

(中村)


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