市場概況
12日午後の東京外国為替市場でドル円は上昇。15時時点では154.64円と12時(154.35円)と比べて29銭程度のドル高水準だった。底堅い日本株を眺めながらリスク志向の円売りが強まった。昨日高値154.49円を上抜けると、ストップロス買いを巻き込みながら154.79円まで上げ幅を拡大。ただ、2月12日高値154.80円の手前では上昇が一服した。その後、片山財務相の円安けん制発言が伝わると上値を切り下げるも、下押しは154.50円台までと限られた。
片山財務相は、「円安、マイナス面が目立っていることは否定できない」「過度な変動や無秩序な動きを高い緊張感を持ち見極めている」などと発言した。
ユーロ円が最高値を更新。15時時点では179.01円と12時(178.71円)と比べて30銭程度のユーロ高水準だった。ドル円同様に円売りに勢いがついた。10月30日高値178.82円を上抜けると、179.14円までユーロ導入以来の高値を更新した。他、豪ドル円が101.00円、ポンド円も203.27円まで外貨高円安が進んだ。
なお、高市首相の発言「消費者物価3%程度の上昇は食品高によるもの、デフレ脱却宣言には至らない」が伝わった。
ユーロドルはもみ合い。15時時点では1.1576ドルと12時(1.1579ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。動意は鈍いままだったが、ドル円のドル高進行に影響されて1.1570ドルまで売られる場面があった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.05円 - 154.79円
ユーロドル:1.1570ドル - 1.1587ドル
ユーロ円:178.48円 - 179.14円
(小針)
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本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
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片山財務相は、「円安、マイナス面が目立っていることは否定できない」「過度な変動や無秩序な動きを高い緊張感を持ち見極めている」などと発言した。
ユーロ円が最高値を更新。15時時点では179.01円と12時(178.71円)と比べて30銭程度のユーロ高水準だった。ドル円同様に円売りに勢いがついた。10月30日高値178.82円を上抜けると、179.14円までユーロ導入以来の高値を更新した。他、豪ドル円が101.00円、ポンド円も203.27円まで外貨高円安が進んだ。
なお、高市首相の発言「消費者物価3%程度の上昇は食品高によるもの、デフレ脱却宣言には至らない」が伝わった。
ユーロドルはもみ合い。15時時点では1.1576ドルと12時(1.1579ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。動意は鈍いままだったが、ドル円のドル高進行に影響されて1.1570ドルまで売られる場面があった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.05円 - 154.79円
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