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東京マーケットダイジェスト・12日 円安・株高

スポット
ドル円:1ドル=154.64円(前営業日NY終値△0.48円)
ユーロ円:1ユーロ=179.01円(△0.46円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1576ドル(▲0.0006ドル)
日経平均株価:51063.31円(前営業日比△220.38円)
東証株価指数(TOPIX):3359.33(△37.75)
債券先物12月物:135.86円(△0.06円)
新発10年物国債利回り:1.685%(▲0.005%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
       <発表値>     <前回発表値>
9月マネーストックM2
  前年同月比   1.6%     1.5%・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は強含み。日経平均株価が下値の堅い動きとなったことをながめ、投資家のリスク志向改善を見越した買いが先行した。東京仲値にかけて本邦実需勢の買いも観測されたほか、午後に入るとさらに上値を試す動きが強まり、一時154.79円と2月以来の高値を更新。片山財務相が「為替、足元は一方的な動きがみられる」「円安、マイナス面が目立っていることは否定できない」などの見解を示すと154.50円台まで調整売りが出たものの、反応は一時的だった。

・ユーロ円はしっかり。ドル円や日本株の上昇につれて円売り・ユーロ買いが進み、179.15円までユーロ導入来の高値を更新した。

・ユーロドルは小安い。1.15ドル台後半の狭い値幅内で推移したが、一時1.1570ドルまで弱含む場面も見られた。

・日経平均株価は反発。小高く始まった後、いったんは下げに転じる場面も見られたが、一巡後は再びプラス圏に浮上した。好業績銘柄の一角に買いが向かったほか、外国為替市場で2月以来の水準まで円安・ドル高が進んだことも輸出関連株を下支えした。

・債券先物相場は3日続伸。昨日の欧州債券相場が上昇した流れを引き継いで買いが先行した。日銀がこの日実施した国債買い入れオペは「弱めの結果だった」と受け止められたが、相場への影響は限られた。

(岩間)


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