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S&P500の振り返りと見通し:政府閉鎖終結期待とテック売りが交錯。様子見が強まる(2025年11月13日)

ニュース

昨日(2025年11月12日)のS&P500の振り返り

S&P500 US500(※)
終値 6850.92 6857.4
前日比 +4.31(+0.06%) +0.6(+0.01%)

※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年11月12日(水)のS&P500は、前日比4.31ポイント高(+0.06%)の6850.92ポイントで取引を終えました。

長期化していた政府機関閉鎖が解消へ向かうとの観測が市場心理を支える中、ハイテク株の軟調さが目立ち、指数は小幅上昇に留まりました。
メタ・プラットフォームズ(META)やアルファベット(GOOGL)など大型ハイテク株の一角が売り優勢となり、指数の上値を押さえました。

投資資金はグロース株から景気敏感株やディフェンシブ株に向かっています。

セクター別に見ると、11セクター中6セクターが上昇し、5セクターが下落しました。
上昇したセクターのトップ3はヘルスケアが+1.36%、金融が+0.90%、素材が+0.76%でした。
下落のワースト3はエネルギーが-1.42%、コミュニケーション・サービスが-1.18%、一般消費財が-1.05%です。

全体としては、ヘルスケアが引き続き堅調です。

個別銘柄では、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、アッヴィ(ABBV)、イーライ・リリー(LLY)、ブッキング・ホールディングス(BKNG)、モルガン・スタンレー(MS)などが上昇。
シェブロン(CVX)、エクソン・モービル(XOM)、オラクル(ORCL)、テスラ(TSLA)、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)などが下落しました。

本日(2025年11月13日)のUS500チャートテクニカル分析

本日(2025年11月13日)のUS500チャートテクニカル分析
(チャートは2025年11月13日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上下にヒゲがある寄引同時線となり、上昇は3日続伸で止まりました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
2日続けて6800ポイント台の中での取引となりました。
目先は、6900ポイントに向けて上昇を再開するか、反落して6800ポイントを割れるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引前半からジリ高が進んだ後、後半に若干下落し始値付近で取引を終えました。
平均足は陰連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
10月30日高値と11月7日安値の7割戻しを達成後、値動きが停滞しています。
目先は、上昇を再開して30日高値を目指すか、反落が進むかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年11月13日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US500は序盤からプラス圏で推移し、夕刻に一時+0.4%付近まで上昇しました。
23時以降は下落基調に転じ、終盤にかけて0%付近で小幅に上下しています。
最終的に+0.01%で取引を終え、主要3指数の中ではUS30に次ぐ上昇率となりました。

US500 S&P500指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年11月13日)の主な米国経済指標

特になし

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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