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S&P500の振り返りと見通し:AI関連失速で大幅下落。利下げ期待後退が重し(2025年11月14日)

ニュース

昨日(2025年11月13日)のS&P500の振り返り

S&P500 US500(※)
終値 6737.49 6746.4
前日比 -113.43(-1.66%) -111.0(-1.62%)

※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年11月13日(木)のS&P500は、前日比113.43ポイント安(-1.66%)の6737.49ポイントで取引を終えました。

長期化していた政府機関閉鎖問題が解消されましたが、市場では利益確定売りが優勢となり、主要指数はそろって大幅下落しました。

12月の追加利下げに慎重な連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言が増えており、CMEのFedWatchツールでは年内利下げの織り込み度が約5割まで後退しています。

高値警戒感からAI関連やグロース株を中心に売りが広がりました。

セクター別に見ると、11セクター中10セクターが下落しており、上昇したのは1セクターのみです。
下落のワースト3は一般消費財が-2.73%、情報技術が-2.37%、コミュニケーション・サービスが-1.74%です。
上昇したのはエネルギーで、+0.31%でした。

全体としては、ほぼ全面安の展開でした。

個別銘柄では、メルク(MRK)、シェブロン(CVX)、ダナハー(DHR)、エクソン・モービル(XOM)、CMEグループ(CME)などが上昇。
ウォルト・ディズニー(DIS)、アップロビン(APP)、オラクル(ORCL)、エヌビディア(NVDA)、KLA(KLAC)などが下落しました。

本日(2025年11月14日)のUS500チャートテクニカル分析

本日(2025年11月14日)のUS500チャートテクニカル分析
(チャートは2025年11月14日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上下にヒゲがある陰線を形成し、前日までの3日分の値幅をほぼ打ち消す下落となりました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
6800ポイント台半ばから6700ポイント台半ばまで下落が進みました。
目先は、支持帯となっている6700ポイント台半ばで反発するか、支持帯割れで下落が加速するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

小幅な値動きの後、取引半ばから大きく下落が進む1日となりました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
11月7日安値と12日高値の6割戻しを達成しています。
目先は、6割戻し後の反発を見せるか、7日安値に向けてさらに下落するかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年11月14日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US500は序盤から夜にかけて0%付近でもみ合う展開が続き、方向感を欠いた推移となりました。
21時30分以降は売りが優勢となり、終盤にかけて下落幅を広げています。
最終的に-1.62%で取引を終え、主要3指数の中では最も小さな下落率に留まりました。

US500 S&P500指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年11月14日)の主な米国経済指標

特になし

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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