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S&P500の振り返りと見通し:ハイテク主導の上昇一服。利下げ観測の変化で慎重ムードが強まる(2025年11月17日)

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先週金曜日(2025年11月14日)のS&P500の振り返り

S&P500 US500(※)
終値 6734.11 6748.8
前日比 -3.38(-0.05%) +2.4(+0.04%)

※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年11月14日(金)のS&P500は、前日比3.38ポイント安(-0.05%)の6734.11ポイントで取引を終えました。

連邦準備制度理事会(FRB)による12月利下げの観測が後退し、バリュー株を中心に売りが優勢となりました。
AI関連銘柄の利益確定売りが指数全体の重しとなっています。

政府閉鎖は終了したものの、経済統計の発表が遅れており、材料不足の状況が続いています。
ただし、労働省労働統計局(BLS)から、9月雇用統計は11月20日に発表されると示されました。

セクター別に見ると、11セクター中4セクターが上昇し、7セクターが下落しました。
上昇したセクターのトップ3は、エネルギーが+1.37%、情報技術が+0.74%、不動産が+0.28%です。
ワースト3は素材が-1.18%、金融が-0.97%、コミュニケーション・サービスが-0.80%です。

全体としては、下落したセクターの方が多いものの、指数自体は微減でした。

個別銘柄では、マイクロン・テクノロジー(MU)、オラクル(ORCL)、エヌビディア(NVDA)、シェブロン(CVX)、エクソン・モービル(XOM)などが上昇。
ラム・リサーチ(LRCX)、ファイザー(PFE)、ゴールドマン・サックス・グループ(GS)、ビザ(V)、マスターカード(MA)などが下落しました。

本日(2025年11月17日)のUS500チャートテクニカル分析

本日(2025年11月17日)のUS500チャートテクニカル分析
(チャートは2025年11月17日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上下にヒゲがある実体の短い陰線を形成しました。
平均足は陽連後の陰転1日目で、ローソク足は平均足と重なっており明確な方向性は出ていません。
6700ポイント台半ばを中心に大きく上下しましたが、7日安値は割れませんでした。
目先は、7日安値割れに向けて下落が進むか、7日安値は切り下げずに上昇するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引前半からの下落の後、後半に大きく上昇しましたが、始値を若干下回る水準で取引を終えました。
直近の平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
11月7日安値と12日高値の8割戻し達成後に反発が進んでいます。
目先は、8割戻し後の反発が続くか、7日安値に向けて再度下落するかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年11月17日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US500は序盤に小幅なプラス圏で推移した後、午後から夜にかけて売りが優勢となり、下落が進みました。
23時30分に-1.3%超まで下落したものの、その後は反転上昇して短時間でプラス圏まで切り返しています。
最終的に+0.04%で取引を終え、主要3指数の中ではUS100に次ぐ上昇率を示しました。

US500 S&P500指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年11月17日)の主な米国経済指標

17日(月)22:30(米国)11月ニューヨーク連銀製造業景気指数

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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