スポット
(19日終値)
ドル・円相場:1ドル=157.16円(前営業日比△1.65円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=181.32円(△1.23円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1538ドル(▲0.0043ドル)
ダウ工業株30種平均:46138.77ドル(△47.03ドル)
ナスダック総合株価指数:22564.23(△131.38)
10年物米国債利回り:4.13%(△0.02%)
WTI原油先物12月限:1バレル=59.44ドル(▲1.30ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=4082.8ドル(△16.3ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数
(前週比) ▲5.2% 0.6%
8月米貿易収支
596億ドルの赤字 782億ドルの赤字・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3日続伸。日銀の早期利上げ観測の後退や日本の財政悪化懸念から全般円売りが進行。NY市場に入ると、米利下げ観測の後退を背景に全般ドル買いが活発化し、取引終了間際に一時157.18円と1月15日以来約10カ月ぶりの高値を更新した。また、株取引終了後に発表された米半導体大手エヌビディアの決算が予想より良好だったことが伝わると、株式指数先物の上昇とともに円売り・ドル買いを促した。
米労働省労働統計局(BLS)はこの日、「10月米雇用統計は発表しない」「11月米雇用統計は12月16日に公表し、10月分の非農業部門雇用者数も同時に公表する」と発表。12月9−10日の米連邦公開市場委員会(FOMC)までに米雇用データを入手できないことから、市場では米連邦準備理事会(FRB)による12月の利下げ観測が後退した。
また、10月28−29日分のFOMC議事要旨では「多くの参加者は自身の経済見通しに基づけば、年内は目標レンジを据え置くことが適切になる公算が大きいとの立場を示唆した」ことが明らかに。米利下げ観測がさらに後退し、ドル買いを誘った。
なお、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」によると、12月FOMCで0.25%の利下げを予想する確率は前日の50.1%から33.6%に低下した一方、据え置きを予想する確率は44.9%から66.4%に上昇した。
・ユーロドルは4日続落。10月米雇用統計の発表中止や10月28−29日分のFOMC議事要旨を受けて、米利下げ観測が後退すると全般ドル買いが優勢となった。4時過ぎに一時1.1518ドルと日通し安値を更新した。
主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時100.24と5日以来の高値を付けた。
・ユーロ円は3日続伸。高市政権の積極財政への懸念や、政府・日銀による為替介入への警戒感が後退したことを受けて全般円売りが優勢となった。米国株相場の反発も相場の支援材料となり、取引終了間際に一時181.36円と1999年のユーロ導入以来の高値を更新した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は5日ぶりに小反発。足もとで相場下落が続いたあとだけに短期的な戻りを期待した買いが先行したものの、米利下げ観測の後退が相場の重しとなり、指数はマイナス圏に沈む場面があった。もっとも、引け後のエヌビディアの決算を見極めたい投資家が多く、持ち高を大きく傾ける動きは限られた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに反落。10月米雇用統計の発表中止や10月28−29日分のFOMC議事要旨を受けて、FRBが12月の利下げを見送るとの見方が強まると債券売りが出た。
・原油先物相場は反落。トランプ政権がロシアとウクライナ間の戦争終結に向けた新たな計画を策定するため、ロシアと秘密裏に協議していたとの報道をきっかけに原油先物価格は一時58ドル台後半まで反落した。また、ロシアの大手石油会社が米国の制裁は輸出に影響していないと述べたことも売り要因になった。ただ、米エネルギー省(EIA)が発表した週間石油在庫で、原油在庫が予想を上回る取り崩しとなったことで買い戻しが入る場面もあった。
・金先物相場は5日ぶりに反発。米株式市場引け後に予定されているエヌビディアの決算発表を前にリスク回避の動きが進み、金先物は5日ぶりに反発した。12月のFOMCでの利下げ予測が後退したことでドルが買われると、ドルで取引される金先物は割高感から一時マイナス圏に沈む場面もあったが、引けにかけては再び買いが優勢となった。
(中村)
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ドル・円相場:1ドル=157.16円(前営業日比△1.65円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=181.32円(△1.23円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1538ドル(▲0.0043ドル)
ダウ工業株30種平均:46138.77ドル(△47.03ドル)
ナスダック総合株価指数:22564.23(△131.38)
10年物米国債利回り:4.13%(△0.02%)
WTI原油先物12月限:1バレル=59.44ドル(▲1.30ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=4082.8ドル(△16.3ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数
(前週比) ▲5.2% 0.6%
8月米貿易収支
596億ドルの赤字 782億ドルの赤字・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3日続伸。日銀の早期利上げ観測の後退や日本の財政悪化懸念から全般円売りが進行。NY市場に入ると、米利下げ観測の後退を背景に全般ドル買いが活発化し、取引終了間際に一時157.18円と1月15日以来約10カ月ぶりの高値を更新した。また、株取引終了後に発表された米半導体大手エヌビディアの決算が予想より良好だったことが伝わると、株式指数先物の上昇とともに円売り・ドル買いを促した。
米労働省労働統計局(BLS)はこの日、「10月米雇用統計は発表しない」「11月米雇用統計は12月16日に公表し、10月分の非農業部門雇用者数も同時に公表する」と発表。12月9−10日の米連邦公開市場委員会(FOMC)までに米雇用データを入手できないことから、市場では米連邦準備理事会(FRB)による12月の利下げ観測が後退した。
また、10月28−29日分のFOMC議事要旨では「多くの参加者は自身の経済見通しに基づけば、年内は目標レンジを据え置くことが適切になる公算が大きいとの立場を示唆した」ことが明らかに。米利下げ観測がさらに後退し、ドル買いを誘った。
なお、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」によると、12月FOMCで0.25%の利下げを予想する確率は前日の50.1%から33.6%に低下した一方、据え置きを予想する確率は44.9%から66.4%に上昇した。
・ユーロドルは4日続落。10月米雇用統計の発表中止や10月28−29日分のFOMC議事要旨を受けて、米利下げ観測が後退すると全般ドル買いが優勢となった。4時過ぎに一時1.1518ドルと日通し安値を更新した。
主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時100.24と5日以来の高値を付けた。
・ユーロ円は3日続伸。高市政権の積極財政への懸念や、政府・日銀による為替介入への警戒感が後退したことを受けて全般円売りが優勢となった。米国株相場の反発も相場の支援材料となり、取引終了間際に一時181.36円と1999年のユーロ導入以来の高値を更新した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は5日ぶりに小反発。足もとで相場下落が続いたあとだけに短期的な戻りを期待した買いが先行したものの、米利下げ観測の後退が相場の重しとなり、指数はマイナス圏に沈む場面があった。もっとも、引け後のエヌビディアの決算を見極めたい投資家が多く、持ち高を大きく傾ける動きは限られた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに反落。10月米雇用統計の発表中止や10月28−29日分のFOMC議事要旨を受けて、FRBが12月の利下げを見送るとの見方が強まると債券売りが出た。
・原油先物相場は反落。トランプ政権がロシアとウクライナ間の戦争終結に向けた新たな計画を策定するため、ロシアと秘密裏に協議していたとの報道をきっかけに原油先物価格は一時58ドル台後半まで反落した。また、ロシアの大手石油会社が米国の制裁は輸出に影響していないと述べたことも売り要因になった。ただ、米エネルギー省(EIA)が発表した週間石油在庫で、原油在庫が予想を上回る取り崩しとなったことで買い戻しが入る場面もあった。
・金先物相場は5日ぶりに反発。米株式市場引け後に予定されているエヌビディアの決算発表を前にリスク回避の動きが進み、金先物は5日ぶりに反発した。12月のFOMCでの利下げ予測が後退したことでドルが買われると、ドルで取引される金先物は割高感から一時マイナス圏に沈む場面もあったが、引けにかけては再び買いが優勢となった。
(中村)
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DZH Finacial Research
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