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香港株サマリー(20日)

市場概況
 5日ぶり小反発、方向感とぼしく 創科実業などに買い

 20日の香港株式市場で、ハンセン指数は5営業日ぶりに小反発。終値は前日比0.02%高の25835.57ポイントだった。中国企業指数は0.08%安の9143.34ポイント。メインボードの売買代金は概算で2451億3000万HKドル。

 ハンセン指数は方向感に乏しい展開。高く寄り付いたものの、心理的節目の26000ポイント付近で伸び悩むと、上げ幅を縮小し、前日終値を挟んでもみ合った。後場はおおむねマイナス圏で推移したが、大引け間際にプラス圏へ浮上して終えた。米半導体大手、エヌビディアの決算が好感されたものの、米追加利下げ期待の後退が重荷となった。また、CATL(03750)など計28銘柄は株式新規公開(IPO)後のロックアップ(売却制限)が順次解除される見通しで、対象となる株式の規模は1900億HKドル超に上り、需給悪化への懸念もくすぶった。

 ハンセン指数構成銘柄では、電動工具大手の創科実業(00669)、スポーツ用品の李寧(02331)と安踏体育用品(02020)、人工知能(AI)関連銘柄の百度(09888)、快手科技(01024)が高い。中国当局が住宅ローンの利子補給など新たな不動産市場支援策を検討しているとの報道を受け、本土不動産株の華潤置地(01109)と中国海外発展(00688)が買われた。半面、スマートフォン大手の小米集団(01810)が大幅に続落したほか、香港不動産関連のLink REIT(00823)、オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム(09961)、豚肉大手の万洲国際(00288)などが売られた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.58%安の5574.59ポイントと5営業日続落。百度、快手科技、美的集団(00300)、阿里健康(00241)が上昇率上位。半面、キングソフト(03888)、小鵬汽車(09868)、トリップ・ドットコム、蔚来集団(09866)が下落率上位だった。


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