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S&P500の振り返りと見通し:ハイテク株高で上値追い。感謝祭前に投資家心理改善(2025年11月27日)

ニュース

昨日(2025年11月26日)のS&P500の振り返り

S&P500 US500(※)
終値 6812.61 6819.2
前日比 +46.73(+0.69%) +49.8(+0.74%)

※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年11月26日(水)のS&P500は、前日比46.73ポイント高(+0.69%)の6812.61ポイントで取引を終えました。

連邦準備制度理事会(FRB)による12月利下げ観測を背景に投資家心理が改善し、指数は4営業日連続で上昇しました。
26日発表の経済指標で労働市場の軟化や景気情勢の減速が示されたことを受け、CMEのFedWatchツールによる12月利下げの織り込み度は8割超となっています。

また、FRBの次期FRB議長候補として利下げ志向のハセット国家経済会議委員長が浮上しており、市場の支援材料となりました。

セクター別に見ると、11セクター中9セクターが上昇し、2セクターが下落しました。
上昇したセクターのトップ3は、公益事業が+1.32%、情報技術が+1.27%、素材が+1.21%です。
下落したのはコミュニケーション・サービスが-0.49%、ヘルスケアが-0.25%です。

幅広いセクターが買われており、リスクオンムードが継続しています。

個別銘柄では、オラクル(ORCL)、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、マイクロン・テクノロジー(MU)、ウーバー・テクノロジーズ(UBER)、ラム・リサーチ(LRCX)などが上昇。
アッヴィ(ABBV)、ダナハー(DHR)、メルク(MRK)、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)、サービスナウ(NOW)などが下落しました。

なお、本日27日は感謝祭で全ての市場は休場となります。

本日(2025年11月27日)のUS500チャートテクニカル分析

本日(2025年11月27日)のUS500チャートテクニカル分析
(チャートは2025年11月27日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上ヒゲのある陽線を形成し、4営業日続伸となりました。
平均足は陰連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
6700ドル台から6800ドル台まで上昇が進みました。
目先は、高値のある6900ドル台を目指して上昇が続くか、6800ドル到達で上昇一服となるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引開始からジリ高が進む1日となりました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
引いた目で見ると、抵抗帯として機能した17日高値を超えて上昇が進みました。
目先は、抵抗帯突破後の上昇が続くか、反落して17日高値付近へ戻るかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート 2025/11/27
(画像は2025年11月27日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US500は序盤から上昇基調で推移し、夕刻には一時+0.4%を上回りました。
その後は緩やかに値を下げましたが、22時頃から再び上昇基調を強め、深夜にかけて上げ幅を広げています。
最終的に約+0.74%で取引を終え、主要3指数の中ではUS100に次ぐ上昇率となりました。

US500 S&P500指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年11月27日)の主な米国経済指標

特になし

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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