市場概況
反発、プラス圏でもみ合い 終盤に上げ幅縮小
27日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.29%高の3875.26ポイントだった。深セン成分指数は0.25%安の12875.19ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆7097億9400万元だった。
上海総合指数はプラス圏でもみ合った。小高く寄り付いた後、序盤に上げ幅を広げたが、3890ポイント付近で伸び悩んだ。上値の重さが意識されると、終盤に上げ幅を縮小した。足元の人民元高を受けて資金流入への期待が地合いを支えたほか、中国の工業情報化部など6部局が26日に公表した消費促進策を好感。半面、中国の景気不安が重しとなった。国家統計局がこの日に発表した1−10月の工業企業利益は1.9%増と1−9月の3.2%から減速し、10月単月の前年同期比5.5%減となり、前月の21.6%増からマイナス成長に転じた。
セクター別では、製紙・印刷、バッテリー、消費者向け電子製品、太陽光発電設備などが高い。半面、文化・メディア、セメント・建材、インターネットサービスなどが下げた。
A株市場では、油圧シリンダーメーカーの江蘇恒立液圧(601100)がストップ高。通信設備大手の中興通訊(000063)、化学品メーカーの万華化学集団(600309)、建材メーカーの北新集団建材(000786)も高い。前日に安かったリチウム電池材料メーカーの寧波杉杉(600884)、国有銀行の中国農業銀行(601288)が反発。電子設備メーカーの富士康工業互聯網(601138)は続伸した。半面、債務問題への懸念から不動産大手の万科企業(000002)が急落したほか、建設機械の三一重工(600031)、徐工集団工程機械(000425)、企業向けクラウド大手の用友網絡科技(600588)、ゲーム関連の三七互娯網絡科技集団(002555)などが売られた。
上海B株指数は0.52%安の250.50ポイント、深センB株指数は0.01%安の1289.28ポイント。
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本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
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27日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.29%高の3875.26ポイントだった。深セン成分指数は0.25%安の12875.19ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆7097億9400万元だった。
上海総合指数はプラス圏でもみ合った。小高く寄り付いた後、序盤に上げ幅を広げたが、3890ポイント付近で伸び悩んだ。上値の重さが意識されると、終盤に上げ幅を縮小した。足元の人民元高を受けて資金流入への期待が地合いを支えたほか、中国の工業情報化部など6部局が26日に公表した消費促進策を好感。半面、中国の景気不安が重しとなった。国家統計局がこの日に発表した1−10月の工業企業利益は1.9%増と1−9月の3.2%から減速し、10月単月の前年同期比5.5%減となり、前月の21.6%増からマイナス成長に転じた。
セクター別では、製紙・印刷、バッテリー、消費者向け電子製品、太陽光発電設備などが高い。半面、文化・メディア、セメント・建材、インターネットサービスなどが下げた。
A株市場では、油圧シリンダーメーカーの江蘇恒立液圧(601100)がストップ高。通信設備大手の中興通訊(000063)、化学品メーカーの万華化学集団(600309)、建材メーカーの北新集団建材(000786)も高い。前日に安かったリチウム電池材料メーカーの寧波杉杉(600884)、国有銀行の中国農業銀行(601288)が反発。電子設備メーカーの富士康工業互聯網(601138)は続伸した。半面、債務問題への懸念から不動産大手の万科企業(000002)が急落したほか、建設機械の三一重工(600031)、徐工集団工程機械(000425)、企業向けクラウド大手の用友網絡科技(600588)、ゲーム関連の三七互娯網絡科技集団(002555)などが売られた。
上海B株指数は0.52%安の250.50ポイント、深センB株指数は0.01%安の1289.28ポイント。
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DZH Finacial Research
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