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WTI原油見通し(市況ニュース):ロシアとウクライナの停戦期待後退への懸念が影響し、原油価格は続伸(2025年11月28日)

ニュース

昨日(2025年11月27日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:59.205(+0.547)<+0.93%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

USOILは続伸。

午後にかけて緩やかに下落した後、上昇に転じました。
ウクライナとロシアの軍事衝突に関してプーチン露大統領が発言し、和平案の存在を認めつつも最終草案は存在しない旨を示しています。
停戦への期待が後退した可能性が指摘されており、USOIL価格上昇の一因だと考えられます。

【WTI原油(USOIL)】本日(2025年11月28日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2025年11月28日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年11月28日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

27日は米国の感謝祭の祝日ながら、ローソク足は下ヒゲのある陽線を形成し、2日続伸となりました。
平均足は陰連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
27日の上昇で直近高値の24日高値を若干ながら上回りました。
目先は、高値更新とともに上昇が続くか、高値更新はダマシとなり反落するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引半ばからジリ高が進み、当日高値付近で取引を終えました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
21日安値と25日安値でダブルボトムを形成して上昇が進みつつあります。
目先は、ダブルボトム形成による上昇が続くか、反落して25日安値を目指すかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2025年11月21日時点の米国の原油リグ稼働数は419基でした。
直近は2週連続で増加しています。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

原油在庫の推移(週間)

原油在庫の推移(週間)

米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2025年11月21日時点の原油在庫は前週比で277.4万バレルほど増加し、およそ4億2693万バレルです。
直近は増加し、10月後半からやや増加基調です。

石油・天然ガス貯蔵量の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

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OANDA Lab編集部

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