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東京外国為替市場概況・12時 ドル円、売り優勢

市場概況
 1日の東京外国為替市場でドル円は売り優勢。12時時点では155.50円とニューヨーク市場の終値(156.18円)と比べて68銭程度のドル安水準だった。植田日銀総裁の発言が伝わると売買が交錯しながらも「次回会合、利上げの是非について適切に判断」と踏み込んだ発言をしたことで売りが加速。先月26日安値の155.65円を下抜けて155.43円まで下げ足を速めた。
 なお、18-19日開催の日銀金融政策決定会合での利上げ確率は先週末時点での58%前後から75%台まで上昇している。

 ユーロ円も売り優勢。12時時点では180.30円とニューヨーク市場の終値(181.16円)と比べて86銭程度のユーロ安水準だった。日銀総裁のタカ派発言で12月利上げ観測が高まり、全般円高が進んだ流れに沿った。ユーロ円は180.22円まで下落したほか、ポンド円は205.58円、豪ドル円は101.67円、NZドル円は89.06円まで下げている。

 ユーロドルは12時時点では1.1595ドルとニューヨーク市場の終値(1.1598ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落で1.1616ドルまで上げたが、ユーロ円が下げた影響も受けたため上値は限られた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.43円 - 156.24円
ユーロドル:1.1590ドル - 1.1616ドル
ユーロ円:180.22円 - 181.29円

(越後)


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