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NYダウの振り返りと見通し:FOMC前の様子見で下落。高値圏で利益確定売りが優勢(2025年12月9日)

ニュース

昨日(2025年12月8日)のNYダウの振り返り

NYダウ US30(※)
終値 47,739.32 47,758.4
前日比 -215.67(-0.45%) -194.4(-0.41%)

※OANDAが提供するNYダウ指数を参照したCFD「US30」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年12月8日(月)のNYダウは、前日比215.67ドル安(-0.45%)の47,739.32ドルで取引を終えました。

12月9日~10日の連邦公開市場委員会(FOMC)を控え様子見ムードが広がる中、高値警戒感が意識され反落しました。
米国債利回りの上昇が株価の重荷となり、投資家心理を冷やした形です。

CMEのFedWatchツールによると、追加利下げの織り込み度は約9割を継続しています。
また、連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長の有力候補とみられる国家経済会議のハセット委員長は「FRBは金利を引き続き引き下げるべきだ」との旨を発言しています。

個別銘柄を見ると、一部のテック系や金融に買いが入ったものの、多くの銘柄が下落しました。

ウォルト・ディズニー(DIS)、ボーイング(BA)、エヌビディア(NVDA)、ゴールドマン・サックス・グループ(GS)、マイクロソフト(MSFT)などが上昇。
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)、ナイキ(NKE)、アムジェン(AMGN)、ウォルマート(WMT)、ホーム・デポ(HD)などが下落しました。

全体としては、構成銘柄の約7割がマイナス圏で取引を終えています。

本日(2025年12月9日)US30のチャートテクニカル分析

本日(2025年12月9日)US30のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年12月9日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は下ヒゲのある陰線を形成し、3日から陽線と陰線が交互に現れています。
平均足は陰連後の陽転3日目で、ローソク足は平均足の上にあり、上昇トレンド開始を示唆しています。
48,000ドル台前半が抵抗帯として意識される状態が続いています。
目先は、抵抗帯を突破して上昇が加速するか、抵抗帯を超えられず反落するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引半ばから下落が進み、後半に反発しましたが、始値を下回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
3日高値が天井として意識された取引が続いた後、8日は一段安が進みました。
目先は、3日高値水準からの下落が続くか、反発して3日高値水準を回復するかに注目です。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート2025/12/09
(画像は2025年12月9日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US30は序盤から0%付近でもみ合い、夜まで方向感に乏しい展開となりました。
その後、23時以降は下落基調が強まり、終盤にかけて下げ幅を拡大しています。
最終的に約-0.41%で取引を終え、主要3指数の中では最も大きな下落率を記録しました。

US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年12月9日)の主な米国経済指標

9日(火)-(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目
9日(火)24:00(米国)9月景気先行指標総合指数(前月比)
9日(火)24:00(米国)10月雇用動態調査(JOLTS)求人件数

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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