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ナスダック100の振り返りと見通し:高値警戒感が意識され利益確定売りが重しに(2025年12月9日)

ニュース

昨日(2025年12月8日)のナスダック100の振り返り

ナスダック100 US100(※)
終値 25,627.95 25,683.1
前日比 -64.10(-0.25%) -18.7(-0.07%)

※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照したCFD「US100」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年12月8日(月)のナスダック100は、前日比64.10ポイント安(-0.25%)の25,627.95ポイントで取引を終えました。

連邦公開市場委員会(FOMC)を9日~10日に控え、高値警戒感から売り優勢となりました。

エヌビディア(NVDA)は、米商務省が半導体H200の中国向け販売を容認する見込みとの報道が材料視され買われました。
フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は最高値を更新しています。

また、ニューヨーク連銀が発表した11月消費者調査によると、雇用見通しは改善し、1年先のインフレ期待は前月から横ばいとなりました。

個別銘柄は、テック関連の一部に買いが入っているものの、多くの銘柄が下落する展開でした。

マイクロン・テクノロジー(MU)、ブロードコム(AVGO)、ラム・リサーチ(LRCX)、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、シスコ・システムズ(CSCO)などが上昇。
マーベル・テクノロジー(MRVL)、ネットフリックス(NFLX)、テスラ(TSLA)、インテル(INTC)、TモバイルUS(TMUS)などが下落しました。

全体としては、構成銘柄の約7割がマイナス圏でした。

本日(2025年12月9日)US100のチャートテクニカル分析

本日(2025年12月9日)US100のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年12月9日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上下にヒゲがある陰線を形成し、上昇した前営業日5日と同等の値幅となりました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
11月前半からの抵抗帯である25,000ポイント台半ばでの値動き停滞が継続中です。
目先は、抵抗帯を超えて上昇が進むか、抵抗帯を超えられず反落するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

小動きの後、取引後半に下落が進み始値を下回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
5日高値と8日高値でダブルトップ形成の可能性があります。
目先は、ダブルトップ形成による下落が進むか、反発して8日高値超えへ向かうかに注目です。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート2025/12/09
(画像は2025年12月9日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US100は序盤から堅調な展開が続き、夜まで+0.2%前後の水準を維持しました。
その後、23時以降は下落基調に転じて、終盤にかけて下げ幅を広げています。
最終的に約-0.07%で取引を終え、主要3指数の中では最も小さな下落率に留まりました。

US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年12月9日)の主な米国経済指標

9日(火)-(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目
9日(火)24:00(米国)9月景気先行指標総合指数(前月比)
9日(火)24:00(米国)10月雇用動態調査(JOLTS)求人件数

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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