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S&P500の振り返りと見通し:5営業日ぶりに反落。警戒感を残しつつFOMC待ちの展開(2025年12月9日)

ニュース

昨日(2025年12月8日)のS&P500の振り返り

S&P500 US500(※)
終値 6846.51 6859.0
前日比 -23.89(-0.35%) -14.0(-0.20%)

※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年12月8日(月)のS&P500は、前日比23.89ポイント安(-0.35%)の6846.51ポイントで取引を終えました。

連邦公開市場委員会(FOMC)を前に利益確定売りが優勢となり、5営業日ぶりに反落しました。

米国債利回りが上昇し、金利敏感株やハイテク株の売りを呼んだと考えられます。
投資家心理を表すVIX指数は上昇し、市場の警戒感の高まりを示しています。

今回のFOMCでは0.25%利下げがほぼ確実視されており、市場ではパウエル議長会見や、ドットチャートに注目が集まります。

セクター別に見ると、11セクター中10セクターが下落し、上昇したのは1セクターのみです。
上昇したセクターは情報技術で、前日比+0.93%です。
下落したセクターのワースト3は、コミュニケーション・サービスが-1.77%、素材が-1.66%、一般消費財が-1.53%です。

情報技術のみがプラスで、その他のセクターは下落しています。

個別銘柄では、マイクロン・テクノロジー(MU)、エヌビディア(NVDA)、ウーバー・テクノロジーズ(UBER)、オラクル(ORCL)、アリスタ・ネットワークス(ANET)などが上昇。
ボストン・サイエンティフィック(BSX)、リンデ(LIN)、インテュイット(INTU)、ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)、インテュイティブ・サージカル(ISRG)などが下落しました。

本日(2025年12月9日)のUS500チャートテクニカル分析

本日(2025年12月9日)のUS500チャートテクニカル分析
(チャートは2025年12月9日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上下にヒゲがある陰線を形成し、4営業日続伸後の反落となりました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
11月半ばから続く、6800ポイント台半ばの抵抗帯で値動き停滞が続いています。
目先は、抵抗帯からの反落が生じるか、上昇が進み抵抗帯を突破するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引半ばからの下落の後、後半に反発しましたが、始値を下回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
5日高値が天井となる形で下落が進みつつあります。
目先は、5日高値からの下落が続くか、反発して5日高値へ向かうかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート2025/12/09
(画像は2025年12月9日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US500は序盤から堅調な展開となり、夜まで小幅なプラス圏で推移しました。
その後、23時以降は下落基調に変わり、終盤にかけて下落幅を広げています。
最終的に約-0.20%で取引を終え、主要3指数の中ではUS30に次ぐ下落率となりました。

US500 S&P500指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年12月9日)の主な米国経済指標

9日(火)-(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目
9日(火)24:00(米国)9月景気先行指標総合指数(前月比)
9日(火)24:00(米国)10月雇用動態調査(JOLTS)求人件数

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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