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東京外国為替市場概況・15時 ドル円、小高い

市場概況
 10日午後の東京外国為替市場でドル円は小高い。15時時点では156.70円と12時時点(156.65円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。後場の日経平均株価がマイナス圏で軟調に推移したことで、一時156.56円まで下値を広げたものの、今夜の米連邦公開市場委員会(FOMC)でのタカ派的利下げ観測から156.72円前後まで強含んだ。
 なお、植田日銀総裁は衆院予算委員会で「日銀の9月末のETF保有残高は、簿価37兆円、時価は83兆円、評価益は46兆円」などと述べた。
 片山財務相は「日銀保有ETFの売却益は、その時の株式市場動向によるため現時点で見通せない」と述べた。

 ユーロ円は底堅い。15時時点では182.24円と12時時点(182.09円)と比べて15銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が弱含んだ局面では182.01円まで下値を広げたものの、ユーロドルが強含みに推移したことで182.26円前後まで切り返した。

 ユーロドルは15時時点では1.1630ドルと12時時点(1.1624ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。1.1622ドルまで下押しした後、1.1631ドルまで切り返した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.56円 - 156.94円
ユーロドル:1.1622ドル - 1.1631ドル
ユーロ円:182.01円 - 182.48円


(山下)


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