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トヨタ自動車が、市販を目指す水素エンジン車向けに超電導技術の開発に取り組んでいる。超電導技術を使うと、燃料をエンジンに送るポンプ用モーターを小型化でき、より多くの燃料を積めるため航続距離拡大につながる。燃料の液体水素がマイナス253度の低温であることを活用する。
超電導は特定の金属などを極めて低い温度に冷やすと電気抵抗がゼロになる現象だ。抵抗をなくす技術を導入したモーターは小型でも必要な出力が得られる。
トヨタは超電導モーターを備えた水素エンジン車の走行を、11月に富士スピードウェイ(静岡県)で開かれた耐久レースに合わせ、報道公開した。レース出走は2026年以降を見込む。
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