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ナスダック100の振り返りと見通し:ブロードコム急落でAI投資見通しが後退。ハイテク株の重荷に(2025年12月15日)

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先週金曜日(2025年12月12日)のナスダック100の振り返り

ナスダック100 US100(※)
終値 25,196.73 25,191.2
前日比 -489.95(-1.91%) -626.8(-2.43%)

※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照したCFD「US100」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年12月12日(金)のナスダック100は、前日比489.95ポイント安(-1.91%)の25,196.73ポイントで取引を終えました。

連邦公開市場委員会(FOMC)通過後の市場では、AI関連への過剰投資が懸念されています。
12月は上昇基調を継続していましたが、この日の大幅下落で12月始値を下回りました。

先週のオラクル(ORCL)に続き、ブロードコム(AVGO)の決算を受けて市場は売りで反応し、ハイテク株全般に売りが波及しています。
フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も高値圏から大幅下落し、AIバブルへの警戒感が広がっています。

個別銘柄は、AI・半導体関連などの主力テック株を中心に調整ムードが強まる展開でした。

リンデ(LIN)、テスラ(TSLA)、アドビ(ADBE)、ネットフリックス(NFLX)、ペプシコ(PEP)などが上昇。
ブロードコム(AVGO)、マイクロン・テクノロジー(MU)、アップロビン(APP)、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、インテル(INTC)などが下落しました。
特に、ブロードコム(AVGO)は前日比-11.43%と、大幅に売られました。

ナスダック100指数自体も軟調に推移しました。

本日(2025年12月15日)US100のチャートテクニカル分析

本日(2025年12月15日)US100のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年12月15日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は長めの陰線を形成し、12月安値近くまで下落しました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
5日の高値付近から12月安値付近まで急落する形となりました。
目先は、さらに下落して12月安値を更新するか、反発して5日高値付近へ戻るかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引前半から下落が進んだ後、後半に下落が加速しました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
下落が進みましたが、1日安値付近で下落が止まりました。
目先は、1日安値も下回り下落が加速するか、1日安値が抵抗帯となり反発するかに注目です。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート2025/12/15
(画像は2025年12月15日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US100は序盤から軟調な展開で、夜までおおむね-0.5%から-1.0%のマイナス圏で推移しました。
日付が変わる頃から下落基調を強め、深夜には一時-2.7%付近まで下げ幅を拡大しています。
最終的に約-2.43%で取引を終え、主要3指数の中では最も大きな下落率を記録しました。

US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年12月15日)の主な米国経済指標

15日(月)22:30(米国)12月ニューヨーク連銀製造業景気指数
15日(月)24:00(米国)12月NAHB住宅市場指数

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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