ホーム » マーケットニュース » 香港株サマリー(15日)

香港株サマリー(15日)

市場概況
反落、中国経済指標が予想下振れ 医薬品株とネット株に売り

 週明け15日の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。終値は前営業日比1.34%安の25628.88ポイントだった。中国企業指数は1.78%安の8917.70ポイント。メインボードの売買代金は概算で2042億8000万HKドル。

 ハンセン指数は安く始まり、前場は10日移動平均線(大引け時点で25775.33ポイント)付近で推移。後場にじりじりと下げ幅を広げ、結局この日の安値圏で引けた。中国人民銀行(中央銀行)が前週末公表した11月の金融統計に続き、中国国家統計局が午前に発表した11月の小売売上高などの主要経済指標が総じて市場予想より弱い内容となり、中国景気の先行き不安が改めて意識されたもよう。前週末のNY市場でのハイテク株の下落も地合いの悪化につながった。

 ハンセン指数構成銘柄では医薬品関連の下落が目立ち、製薬の翰森製薬(03692)、信達生物製薬(01801)、中国生物製薬(01177)、医薬品ネット通販の京東健康(06618)がそろって大きく下げた。ネット株のアリババ集団(09988)、百度(09888)、快手科技(01024)も売られた。半面、スポーツ用品の李寧(02331)、教育サービスの新東方教育科技(09901)が高い。保険株のAIAグループ(01299)と中国平安保険(02318)は続伸した。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は2.48%安の5498.42ポイントと反落。百度と快手科技のほか、半導体受託製造の華虹半導体(01347)とSMIC(00981)が大幅安だった。一方、企業向けクラウドの金蝶国際ソフト(00268)、オンライン旅行会社の同程旅行(00780) とトリップ・ドットコム(09961)が買われた。

(山下)


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る