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中国株サマリー(19日)

市場概況
3日続伸で1週間超ぶり高値、一時3900ポイント回復も

 19日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続伸。終値は前日比0.36%高の3890.45ポイントだった。深セン成分指数は0.66%高の13140.21ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆7259億1500万元だった。

 上海総合指数は小動きで始まった後、序盤に一気に上げ幅を拡大すると、その後はプラス圏で推移し、終値は10日以来、1週間超ぶりの高値だった。18日発表の米11月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことで、米連邦準備理事会(FRB)が来年も利下げを続けるとの観測が強まっているほか、中国人民銀行が来年1月にも預金準備率を引き下げるとの見方から買いが広がった。指数は一時、心理的節目の3900ポイントに乗せる場面もあったが、週末を前に持ち高調整の売りも広がり、後場はやや上値の重さが目立った。セクター別では、不動産サービスや自動車サービス、教育が全面高となった半面、貴金属や半導体、銀行の一角が売られた。

 A株市場では、中国旅遊集団中免(601888)が8%超上昇したほか、中青旅控股(600138)や王府井集団(600859)も高かった。恵州市徳賽西威汽車電子(002920)や寧波均勝電子(600699)も買われた。半面、中国工商銀行(601398)や上海銀行(601229)、金風科技(002202)などが売られた。

 上海B株指数は0.39%高の244.15ポイント、深センB株指数は0.39%高の1260.84ポイント。

(山下)


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