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政府は26日、2026年度当初予算案を閣議決定した。農林水産予算は2025年度当初比1・1%増の2兆2956億円とした。事実上の「コメ減反政策」と指摘されてきた交付金は減額しながらも巨費計上を継続する。29年度までの5年間を構造転換の集中期間と位置付ける農地の大区画化を推進。最先端の農業技術や新品種の導入も後押しして生産コストを下げ、「稼げる農業」の実現を目指す。
コメから麦や大豆などへの転作を促す交付金は5・4%減の2612億円を充てた。政府は27年度から制度を抜本的に見直す方針だ。
コメの安定供給に向けた環境整備には計65億円を割り当てた。乾いた田んぼに種もみをまく「乾田直播」と呼ばれる栽培法を普及させる。
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