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水産庁は26日、2025年漁期(4月~26年3月)の太平洋側を北上するスルメイカの資源量を前年の同じ期間と比べ約2・6倍の32・5万トンとする資源評価を公表した。黒潮の「大蛇行」が終息して生き残りが多かったことや、太平洋に流れやすい場所に産卵場が形成されたことなどが要因と分析している。
太平洋側を北上するスルメイカのうち、漁獲や捕食を免れて親になる量は15・0万トンが見込まれ、24年の5・7万トンから大幅に回復する見通し。26年以降の漁獲増や漁獲枠の拡大に期待がかかる。
一方、日本海側を北上するスルメイカの資源量は12・0万トンと低調が続く。親になる量は1981年以降で過去最低の3・9万トンと推定され、26年も不漁が続きそうだ。
太平洋側と日本海側を合わせたスルメイカの漁獲量は2000年の漁期は30万トンを超えたが、24年は1万8千トンに減少。25年の漁獲枠は24年と比べ76%減の1万9200トンまで減らした。だが各地で豊漁となり、小型漁船によるスルメイカ漁は12月15日時点で枠を4割超過した。
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