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中国株サマリー(30日)

市場概況
10日ぶり小反落、方向感欠く 利益確定売りが重荷

 30日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅ながら10営業日ぶりに反落。終値は前日比0.16ポイント安の3965.12ポイントだった。深セン成分指数は66.97ポイント高の13604.07ポイントと反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で2兆1423億2500万元だった。

 上海総合指数は安く寄り付いたものの、序盤に下げ幅を縮小。中盤以降は前日終値を挟んで一進一退の方向感を欠く展開となった。前日は終値ベースで11月17日以来の高値を連日で更新しただけに、利益確定売りが重荷だった。半面、人民元相場の上昇に伴う資金流入期待が相場を下支えした。オンショア人民元(CNY)は日本時間午後2時25分時点で1米ドル=6.997元と、2023年5月以来、約2年半ぶりの高水準を付けた。セクター別では保険が全面安のほか、小売り、太陽光・風力発電設備、専業サービスが下落。一方、電機、バッテリー素材、石油、自動車部品が上昇した。

 A株市場では、前日ストップ高を付けた金風科技(002202)が7%近く下げた。プリント配線板メーカーの滬士電子(002463)も安い。不動産開発の万科企業(000002)、小売り大手の永輝超市(601933)、王府井集団(600859)は続落した。半面、熱制御部品の浙江三花智能控制(002050)がストップ高。アルミ大手の中国アルミ(601600)、液圧シリンダーメーカーの江蘇恒立液圧(601100)、自動車部品の寧波均勝電子(600699)も買われた。

 上海B株指数は0.27%高の254.11ポイントと8営業日続伸。深センB株指数は0.15%高の1263.39ポイントと反発した。


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