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米、早期追加利下げに慎重意見

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 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)は30日、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録を公表した。2026年1月以降の金融政策の見通しを巡り、大半の参加者がインフレ率が想定通り低下すればさらなる利下げが適切だとの見解を示した。一方、何人かが「しばらくは金利据え置きが妥当」と早期の追加利下げには慎重な意見を述べた。

 FOMC後に公表した経済見通しでは、26年に通常ペースで1回分の利下げを見込んだ。会合では「インフレ率が目標の2%に戻ることをより確信できるための時間を確保する」ため、一定期間利下げを停止すべきだとする意見が出ていた。インフレ再燃と雇用下振れのどちらのリスクをより重視するか難しい判断が続きそうだ。

 9、10両日に実施したFOMCでは、雇用悪化の懸念から3会合連続で利下げを決めた。2人が維持、1人がより大幅な引き下げを求め反対した。利下げを支持した参加者からも「難しい判断で、据え置きもあり得た」との指摘があり、FOMC参加者間の意見の違いが改めて鮮明となった。


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