ラインチャートとは|見方・他のチャートとの違いなどをわかりやすく解説
ラインチャートとは、終値を線で結んで相場の変動を可視化したチャートを指します。
相場の「大きな流れ」を掴むのに適しており、初心者でも直感的にトレンドを判断しやすい点が特徴です。
本記事では、ラインチャートの意味や見方、他のチャートとの違いについて解説します。
目次
- 1.ラインチャートとは
- 2.ラインチャートと他のチャートの違い
- 3.ラインチャートのメリット・デメリット
- 4.ラインチャートに関するQ&A
- 5.【まとめ】ラインチャートとは|見方・他のチャートとの違いなどをわかりやすく解説
ラインチャートとは
ラインチャートの意味・特徴や見方・活用方法について解説します。
- ・ラインチャートの意味・特徴
- ・ラインチャートの見方・活用方法
ラインチャートの意味・特徴
ラインチャートは、一定期間の終値を線でつないで相場の動きを表す、シンプルなチャート形式です。

出典:TradingView
終値のみを用いるため、値動きの細かな上下よりも、価格がどの水準へ向かっているかといった全体像を把握しやすい点が特徴です。
表示情報をシンプルにすることで、相場の流れが視覚的に整理され、チャート分析に不慣れな初心者でも扱いやすいチャートといえます。
ラインチャートの見方・活用方法
ラインチャートでは、線の傾きや形状から相場の状態を読み取ります。
例えば、線が右肩上がりであれば上昇トレンド、右肩下がりであれば下落トレンド、方向感なく一定の値幅で推移していれば横ばいトレンド(もみ合い)と判断できます。

出典:TradingView
このように、複雑な値動きを細かく追わなくても、線の向きを確認するだけで方向性を把握できるため、テクニカル分析の第一歩として広く活用されています。
具体的な活用例:トレンドライン
ラインチャートに「トレンドライン」を加えることで、相場の動きをさらに視覚的に捉えやすくなります。
トレンドラインの引き方はシンプルで、目立つ2箇所のポイントを線で結ぶだけです。

上昇している局面では、安値と安値を結んで線を引きます。
この線が下支え(サポートライン)として意識されやすく、価格がこの線上で推移している間は、上昇の勢いが継続していると判断できます。

反対に、下落している局面では高値と高値を結びます。
この線が上値抵抗(レジスタンスライン)となり、価格がこの線を上抜けられない間は、下落基調が続いていると判断できます。
シンプルなラインチャートに1本の線を加えるだけで、今の勢いがどこまで続くのか、あるいはどこで変化しそうなのかを見極めやすくなります。
具体的な活用例:複数通貨ペアの比較
ラインチャートは、複数の通貨ペアを重ねて表示しても画面が煩雑になりにくく、値動きの差をひと目で比較できる点が大きなメリットです。
例えば、下のチャートのように米ドル/円とユーロ/円を同時に表示すると、どちらの通貨ペアが勢いよく動いているか、あるいは似た動きをしているかといった相関関係を直感的に捉えやすくなります。

出典:TradingView
ラインチャートは、市場全体の大きな流れを素早く把握し、その流れを踏まえて取引対象となる通貨ペアを選定するツールとして活用可能です。
ラインチャートと他のチャートの違い
ここでは、ラインチャートとローソク足、バーチャートとの違いを解説します。
- ・ラインチャートとローソク足の違い
- ・ラインチャートとバーチャートの違い
ラインチャートとローソク足の違い
ローソク足は、相場分析で最も一般的に用いられているチャート形式で、始値・高値・安値・終値の4本値を1本の足(実体とヒゲ)で表します。
・ローソク足
出典:TradingView
特定の期間における価格の変動幅や、買いと売りの勢いを視覚的に把握しやすい点が特徴です。
終値のみをつないで相場の全体像をシンプルに捉えるラインチャートに比べ、4本値を表示するローソク足では値動きの強弱や取引の活発さをより具体的に確認できます。
ローソク足については、以下の記事で詳しく解説しています。
ラインチャートとバーチャートの違い
バーチャートは、1本の縦線と左右に突き出した短い横線で始値・高値・安値・終値の4本値を表すチャート形式です。
・バーチャート
出典:TradingView
ローソク足と同様に、特定の期間における詳細な価格情報を確認できる点が特徴ですが、実体部分がない線のみの構成であるため、見慣れていないうちは視覚的な勢いを把握しにくい側面もあります。
バーチャートは一定期間の始値・高値・安値・終値を確認でき、ラインチャートと比べると値動きの幅や価格推移の詳細を重視した分析に適しています。
バーチャートについては、以下の記事で詳しく解説しています。
ラインチャートのメリット・デメリット
ラインチャートを利用する際に押さえておきたい主なメリットとデメリットについて解説します。
- ・ラインチャートのメリット
- ・ラインチャートのデメリット
ラインチャートのメリット
ラインチャートは終値のみを線で結ぶため、表示がシンプルで視認性が高く、相場の大きな流れやトレンドを把握しやすい点がメリットです。
価格変動の細かな変動(ノイズ)が抑えられることから、長期的な値動きを確認したい場合や、複数の通貨ペアを同時に比較したい場合にも適しています。
ラインチャートのデメリット
一方で、ラインチャートは終値のみを用いたチャート形式であり、始値・高値・安値といった詳細な価格情報を確認できない点がデメリットです。
値動きの勢いや変動幅、相場の転換点を細かく分析したい場合は、4本値を網羅するローソク足やバーチャートの方が向いています。
ラインチャートに関するQ&A
ラインチャートに関するよくある質問は、以下の通りです。
- ・ラインチャートはどの価格を使っていますか?
- ・ラインチャートだけで売買判断はできますか?
- ・初心者にはどのチャートが向いていますか?
ラインチャートはどの価格を使っていますか?
ラインチャートは一定期間の「終値」のみをつないで描画されます。
終値はその期間の攻防を経て最終的に落ち着いた価格であり、 相場の方向性を判断する目安として重視されます。
高値や安値といった一時的なノイズが排除されることで、相場全体の大きな流れをシンプルに把握できる点が最大の特徴です。
ラインチャートだけで売買判断はできますか?
ラインチャートは「相場の大きな方向性」を掴むのには最適ですが、売買の具体的なタイミングまで判断するには情報が足りない場合があります。
具体的なエントリーや損切りのポイントを決めるには、4本値を持つローソク足や、他のテクニカル指標を組み合わせることが一般的です。
まずはラインチャートで全体の流れを把握し、詳細な売買ポイントは他のツールで精査する、というように目的に応じた使い分けが賢明です。
初心者にはどのチャートが向いていますか?
相場分析の習熟度が浅い初心者の段階で、相場の大局をつかみたい場合にはラインチャートが有効です。
情報がシンプルに整理されているため、「上昇・下落・横ばい」といった相場の全体像を捉えやすくなります。
高値や安値のノイズを排除し、相場の大局観を養うことに専念できる点が大きなメリットです。
【まとめ】ラインチャートとは|見方・他のチャートとの違いなどをわかりやすく解説
ラインチャートは、一定期間の終値を線で結んで相場の動きを示すチャートです。
価格の上昇・下落・横ばいといった相場の大局を直感的に把握でき、一時的な値動きに惑わされず冷静にトレンドを判断するのに役立ちます。
また、テクニカル指標などを組み合わせて活用することで、相場をより多角的に分析できるようになります。
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