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NYマーケットダイジェスト・30日 株安・ドル高・金急落・銀暴落

スポット
(30日終値)
ドル・円相場:1ドル=154.78円(前営業日比△1.67円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=183.43円(△0.14円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1851ドル(▲0.0120ドル)
ダウ工業株30種平均:48892.47ドル(▲179.09ドル)
ナスダック総合株価指数:23461.82(▲223.30)
10年物米国債利回り:4.24%(△0.01%)
WTI原油先物3月限:1バレル=65.21ドル(▲0.21ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=4745.1ドル(▲609.7ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
12月米卸売物価指数(PPI)
(前月比)    0.5%      0.2%
(前年比)    3.0%      3.0%
食品とエネルギーを除くコア指数
(前月比)    0.7%      0.0%
(前年比)    3.3%     3.1%・改

(各市場の動き)
・ドル円は反発。トランプ米大統領は米連邦準備理事会(FRB)の次期議長に、議長候補の中でも相対的にタカ派とされるケビン・ウォーシュ氏を指名すると正式に発表。市場の想定ほど利下げが進まないとの見方から、全般ドル買いが進んだ。
 また、財務省はこの日、昨年12月29日−1月28日に外国為替市場で為替介入を実施しなかったことを明らかにした。今回発表された介入実績で実弾が投入されていなかったことが判明したことで、円売りも出やすい地合いとなった。
 NY時間発表の12月米卸売物価指数(PPI)や1月米シカゴ購買部協会景気指数が予想を上回ったことで全般ドル買いが優勢になると、0時30分過ぎに154.76円まで上げた。その後の下押しも154.17円付近にとどまり、取引終盤には154.79円と日通し高値を更新した。
 なお、トランプ米大統領はケビン・ウォーシュ氏について「間違いなく利下げをしたがっている」などと語った。

・ユーロドルは反落。21時過ぎに一時1.1955ドル付近まで値を上げたものの、アジア時間に付けた日通し高値1.1975ドルが目先レジスタンスとして意識されると失速した。米利下げ期待が薄れたことやこの日発表の米経済指標の上振れを受けて全般ドル買いが進むと、6時過ぎに一時1.1850ドルと日通し安値を更新した。
 次期FRB議長に指名されたウォーシュ氏が「タカ派」色との評価から、金融市場では米株安とドル高、直近で急騰していた金(ゴールド)や銀(シルバー)など金属相場の下落が進んだ。ダウ平均は一時610ドル超下落したほか、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは97.15まで上昇。NY商品取引所(COMEX)で金先物は一時12%超急落、銀先物は35%超暴落する場面があった。

・ユーロ円は小反発。ドル円の上昇や為替介入がゼロとの財務省発表を受けて買いが優勢になると一時184.07円と日通し高値を付けたものの、ユーロドルの下落につれた売りが出ると183.24円付近まで上値を切り下げた。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落。トランプ米大統領はFRBの次期議長に、議長候補の中でも相対的にタカ派とされるケビン・ウォーシュ氏を指名すると正式に発表。市場の想定ほど利下げが進まないとの見方から、株売りが広がった。金や銀など貴金属相場の急落も投資家心理を冷やし、指数は一時610ドル超下げる場面があった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落した。

・米国債券相場で長期ゾーンは小反落。トランプ米大統領はFRBの次期議長に、議長候補の中でも相対的にタカ派とされるケビン・ウォーシュ氏を指名すると正式に発表。米利下げ期待が薄れたことで売りが出た。半面、月末の機関投資家による保有債券の残存年限を長期化するための買いも入ったため、下値は限定的だった。

・原油先物相場は5日ぶり反落。トランプ米大統領が次期FRB議長にウォーシュ氏を指名すると発表すると、市場では「タカ派」との見方からドル買いが活発化。ドル建てで取引される原油の割高感が意識されて下落。ただ、売りの勢いが一服すると下げ幅を縮小した。

・金先物相場は大幅反落。トランプ米大統領が次期FRB議長にウォーシュ氏を指名すると発表すると、市場では「タカ派」との見方からドル買いが活発化。ドル建てで取引される金の割高感が意識されると、売りが優勢となった。前日まで8営業日連続で史上最高値を更新していたこともあり、利益確定の売りも下落に拍車をかけると、下げ幅は一時12%を超えて4600ドル台に迫る場面も見られた。

(中村)


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