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NYマーケットダイジェスト・20日 原油高・金利上昇・株安・円安

スポット
(20日終値)
ドル・円相場:1ドル=159.23円(前営業日比△1.50円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=184.23円(△1.43円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1572ドル(▲0.0017ドル)
ダウ工業株30種平均:45577.47ドル(▲443.96ドル)
ナスダック総合株価指数:21647.61(▲443.08)
10年物米国債利回り:4.38%(△0.13%)
WTI原油先物4月限:1バレル=98.32ドル(△2.18ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=4574.9ドル(▲30.8ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
特になし

(各市場の動き)
・ドル円は反発。中東情勢の緊迫化を背景に原油先物相場が再び上昇傾向を強めると、世界的に株価が軟調に推移。為替市場では「有事のドル買い」が優勢となった。また、17−18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)やパウエル米連邦準備理事会(FRB)の会見を受けて、米利下げ観測が後退していることもドル買いを促した。4時前には一時159.39円まで値を上げた。
 市場ではFRBによる年内利上げ観測も浮上しており、ドル買いを後押しした面があった。短期金融市場ではFRBが10月までに利上げを実施する確率が50%に跳ね上がった。米長期金利の指標である10年債利回りは一時4.3915%前後と昨年8月1日以来約8カ月ぶりの高水準を付けた。
 WTI原油先物価格は一時1バレル=99.67ドル前後まで上昇した。米国・イスラエルとイランの軍事衝突が続く中、この日は「イランがクウェートの製油所を攻撃した」「イラクは供給責任を免れる不可抗力宣言(フォースマジュール)を外国企業が運営する全ての油田に対して出した」「米国は中東に追加で数千人の海兵隊と3隻の軍艦を派遣」「米国はイランへの地上部隊展開の準備を進めている」との報道が相次いで伝わった。

・ユーロドルは反落。中東情勢の悪化が長期化するとの観測が高まる中、原油高・株安・ドル高の様相が強まると、23時30分前に一時1.1525ドルと日通し安値を更新した。
 ただ、下値は限定的だった。今週の欧州中央銀行(ECB)定例理事会の結果を踏まえて、ECBの早期利上げ観測が高まっており、ユーロ買い・ドル売りも入りやすい地合いとなった。独10年債利回りは一時3.049%前後と2011年7月以来の高水準を記録した。

・ユーロ円は3日ぶりに反発。ドル円の上昇につれた買いが入ると、取引終了間際に一時184.26円と本日高値を更新した。ECBによる利上げ観測の高まりも相場の押し上げ要因。
 ナーゲル独連銀総裁は講演で「中東紛争に伴うエネルギーコストの急激な上昇が欧州における広範なインフレを加速させる可能性」「インフレへの二次的波及効果が顕著になった場合、ECBは行動を起こさなければならない」と述べ、利上げの可能性を示唆した。短期金融市場では、ECBによる年内3回の利上げが織り込まれた。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落。「中東のエネルギー生産やホルムズ海峡の航行が正常化するには時間がかかる」との見方が広がる中、投資家がリスク回避姿勢を強めた。米早期利下げ観測が後退する中、米長期金利が約8カ月ぶりの高水準を付けたことも投資家心理を冷やし、指数は一時650ドル超下げた。
 この日は先物やオプションなどの4つの満期が重なる「クアドルプル・ウィッチング」に当たり、ボラティリティが大きくなった面もある。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も3日続落。

・米国債券相場で長期ゾーンは大幅反落。英欧利上げ観測を背景に欧州債相場が下落すると、米国債にも売りが波及。米利下げ観測の後退も相場の重しとなり、利回りは一時4.3915%前後と昨年8月1日以来の高水準を付けた。市場ではFRBによる年内利上げ観測も浮上し、債券売りを誘った。

・原油先物相場は反発。米・イスラエルとイランとの対立激化懸念よる供給不安から買いが強まると、99ドル台後半まで上昇する場面が見られた。

・金先物相場は3日続落。中東情勢の長期化懸念からインフレ懸念が強まる中、市場では欧米の中銀が年内にも利上げに踏み切るとの観測が浮上。米長期金利が大幅に上昇すると、金利のつかない金の投資妙味が薄れて売りが優勢となった。

(中村)


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