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週間為替展望(豪ドル/ZAR)-豪ドル、RBA議事要旨に注目

市場見通し
◆豪ドル、RBA議事要旨に注目
◆豪ドル、中東情勢への警戒感は引き続き強い
◆ZAR、SARBは長期間の金利据え置きを示唆

予想レンジ
豪ドル円 107.00-112.00円
南ア・ランド円 9.00-9.50円

3月30日週の展望
 豪ドルは上値の重い展開が予想される。今週も豪ドル相場は中東情勢関連の報道を受けた原油価格やドル相場をにらみながら上下する不安定な動きとなった。中東紛争の停戦に向けた報道なども伝わっているが、市場全般でドル高基調が維持されていることを鑑みると、投資家のリスク志向に敏感なオセアニア通貨買いを進めるような地合いにはなっていないと見るべきだろう。来週も神経質な展開が続く見込みだが、総じて上値の重さが意識されやすい状況が継続する可能性は高そうだ。

 なお、今週に発表された2月消費者物価指数(CPI)は前年比3.7%の上昇となり、市場予想の3.8%をわずかに下回った。今回のデータは中東紛争以前の対象期間であり、来月以降の指標でインフレへの影響を確認する必要はあるが、金利先物市場では5月豪準備銀行(中央銀行、RBA)理事会での利上げ織り込み度が7割から5割程度へ一時低下する場面も見られた。

 次回の理事会で中銀が連続利上げに動くかどうかは、市場の見方も定まっておらず、来週31日に公表される3月16-17日分のRBA理事会議事要旨でさらなるヒントを探りたいところだ。前回の理事会では利上げが5対4の僅差で決定されたことが明らかになった。ブロックRBA総裁はその後に「追加引き締めが必要であるという点では全てのメンバーが一致しており、利上げのタイミングに関して票決が割れただけだ」との見解を示していたが、議事要旨では特に利上げタイミングに関してどのような意見の相違があったのか確認しておく必要があるだろう。

 南アフリカ・ランド(ZAR)も上値の重い動きとなりそうだ。基本的には中東情勢と原油価格の行方に左右されそうだが、ZARは今週のように金やプラチナなど貴金属価格が下落した影響も受けやすい通貨であるため、来週も商品市場全般の動きに注意を払っておきたい。

 なお、南アフリカ準備銀行(中央銀行、SARB)は政策金利を予想通り6.75%で据え置いた。声明文では「中東紛争によって状況は極めて不透明」としながらも、「エネルギー価格の上昇によって短期的にはインフレが加速し、CPIは4%程度まで上昇する見込み」「現在の予測に基づけばインフレリスクは上振れ方向に傾いている」などと言及。そのうえで「中銀の四半期予測モデルによる最新の予測では1月時点の予測よりも利下げの時期を先送りし、より長期間にわたって金利を据え置くことが示されている」との見解を示した。

3月23日週の回顧
 豪ドルは対ドル・対円で弱含み。トランプ米大統領によるイランのエネルギー関連施設への大規模空爆予告とその後の延期発言で週明けから荒い値動きに。両国の停戦協議に関する報道なども伝わったが、週を通じて豪ドルを買い戻す動きは限られた。
 ZARは神経質な値動き。週明け23日には対ドル・対円でともに年初来のZAR安水準を更新した。その後も戻りの鈍い展開となり、安値圏で神経質に上下した。(了)

(執筆:3月27日、9:30)


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