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チャイナショックとは|発生の背景・市場への影響などをわかりやすく解説


チャイナショックとは、2015年に中国発の市場混乱が世界の金融市場に波及した現象、または中国発の市場混乱全般を指す場合もあります。

2015年には中国の株式市場の下落と人民元の切り下げをきっかけに、世界の株式市場や外国為替市場が影響を受けました。

本記事では、チャイナショックの背景や市場への影響などを解説します。

チャイナショックとは

チャイナショックとは、2015年に発生した株価暴落など金融市場の混乱を指します(中国発の市場混乱全般を指す場合もあります)。

2000年代の中国は高成長を続けてきたものの、2014年には大幅な減速が指摘される状態になりました。

2014年の四半期国内総生産(GDP)成長率は政府目標を下回る水準にとどまりました。

これを受けて2014年の株価は上昇力が乏しい展開でしたが、2015年に入ると大幅に上昇しました。

利下げなど中国政府の各種政策への期待が膨らんだことが理由とされています。

四半期国内総生産(GDP)成長率_20260427

出典:TradingView

2014年3月に6,200台だったCHINA50(中国A株価指数50)は、2015年5月に15,000を超える水準に到達しています。

しかし、6月以降に株価が下落し、8月には8,300台まで暴落しました。

下落率は40%台に達しています。

暴落後に一時的な反発が見られたものの本格的な上昇には至らず、2016年は緩やかな値動きで取引されました。

チャイナショックの原因

チャイナショックの原因として、以下の背景やトリガーが指摘されています。

  • ・株価バブルの崩壊
  • ・人民元の切り下げ
  • ・中国経済の減速

株価バブルの崩壊

チャイナショックの原因として、株価バブルの崩壊が指摘されています。

2010年代の中国は四半期国内総生産(GDP)成長率が低下していた一方、株価は2015年に大きく上昇しました。

信用買い残が大きく積み上がったことも重なり、バブル崩壊とともに売りが優勢になりました。

人民元の切り下げ

人民元の切り下げも、市場心理の悪化を通じて株価下落を加速させる要因となりました。

2015年8月11日、中国は人民元の対米ドルレートを大幅に切り下げました

切り下げ幅は1.9%で、1994年以来最大の下げ幅だったと報じられています。

人民元の切り下げ_20260247

出典:TradingView

上の日足チャートは米ドル/人民元を示し、チャートやや右側で切り下げが実施されました。

横ばいで推移してきた相場が突然上昇し、急激なドル高・人民元安が進んだ様子がわかります。

中国の輸出を加速して景気を回復させる意図が含まれていましたが、市場に対して中国経済の悪化を印象付ける結果となった模様です。

人民元切り下げ後は、株価の下落圧力がさらに強まりました。

中国経済の減速

チャイナショックの背景として、中国経済の減速があります。

2010年代に入って、中国経済の成長率の低下が指摘されるようになりました。

減速の理由として、人口構成の変化、産業のサービス化、景気循環などが考えられます。

  • ・人口構成の変化:増加し続けた労働人口が減少に転じたこと
  • ・産業のサービス化:投資主導の成長から消費主導の成長への転換
  • ・景気循環:過剰な投資などで景気後退局面に入ったこと

中国経済の減速を背景にして、暴落が発生したと考えられます。

チャイナショックの市場への影響

チャイナショックが市場に対してどのような影響を与えたか、日米の株式市場を例にして紹介します。

  • ・日足チャート
  • ・週足チャート

日足チャート

・日経平均株価

日経平均株価_20260427

出典:TradingView

・S&P500

S&P500_20260427

出典:TradingView

中国株は2015年6月以降に下落し、8月に下落幅が最大となりました。

日経平均株価S&P500は8月19日以降に大きく下落しており、中国株とは値動きが異なっています。

下落後の推移を見ると、日経平均株価よりもS&P500の反発力が強かったことがわかります。

S&P500は11月には元の水準に戻っています。

日経平均株価はS&P500ほどの上昇力はなかったものの、中国株に比べて下落率は小幅にとどまりました。

週足チャート

・日経平均株価

日経平均株価週足_20260427

出典:TradingView

・S&P500

S&P500週足_20260427

出典:TradingView

週足チャートで日米株を比べると、値動きの差が顕著になります。

日経平均株価は2015年8月にトレンドが転換し、翌年にかけて下落基調が続きました。

S&P500は2016年初めに底打ちして上昇し、2016年7月にはチャイナショック前の高値を上抜けました。

チャイナショックに関するQ&A

チャイナショックに関するよくある質問は、主に以下の通りです。

  • ・チャイナショックはいつ起きましたか?
  • ・2015年のチャイナショックとは?
  • ・チャイナショックは為替市場にどのような影響を与えましたか?

チャイナショックはいつ起きましたか?

チャイナショックは2015年6月から8月頃にかけて発生しました。

6月に中国株が急落を始め、8月には世界同時株安となりました。

CHINA50(中国A株価指数50)はチャイナショック前の高値から40%以上の下落を記録しています。

2015年のチャイナショックとは?

2015年のチャイナショックとは、中国における株価の大幅下落をきっかけとした世界的な金融の混乱を指します。

下落の原因として、中国での株価バブルの崩壊、人民元の切り下げ、中国経済の減速などが考えられます。

中国での株価下落を受けて、日米株も下落しました。

チャイナショックは為替市場にどのような影響を与えましたか?

チャイナショック_20260427

出典:TradingView

チャイナショックにより、安全資産とされる円が買われ米ドル/円は一時的に円高が進みました

チャイナショックで日米株が大きく下落したのは2015年8月19日ですが、米ドル/円が本格的に円高になったのはさらに数日後のことです。

上の日足チャートを見ると、円高直前の高値は125円台前半、急落後の安値は116円台前半であり、およそ9円の円高が進みました。

しかし、下落トレンドを形成せず、反発した様子がわかります。

【まとめ】チャイナショックとは|発生の背景・市場への影響などをわかりやすく解説

チャイナショックとは、2015年に中国発の市場混乱が世界の金融市場に波及した現象、または中国発の市場混乱全般を指す場合もあります。

中国経済の先行き懸念が強まり、各国の株式が連鎖的に下落して外国為替市場も影響を受けました。

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