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NYマーケットダイジェスト・8日 株高・金利低下・ドル安

スポット
(8日終値)
ドル・円相場:1ドル=156.68円(前営業日比▲0.25円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=184.66円(△0.65円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1787ドル(△0.0061ドル)
ダウ工業株30種平均:49609.16ドル(△12.19ドル)
ナスダック総合株価指数:26247.08(△440.88)
10年物米国債利回り:4.35%(▲0.03%)
WTI原油先物6月限:1バレル=95.42ドル(△0.61ドル)
金先物6月限:1トロイオンス=4730.7ドル(△19.8ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
4月米雇用統計
失業率      4.3%      4.3%
非農業部門雇用者数変化
        11.5万人   18.5万人・改
平均時給
(前月比)    0.2%      0.2%
(前年比)    3.6%     3.4%・改
5月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)
         48.2       49.8
3月米卸売売上高
(前月比)    2.8%     2.6%・改

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ユーロドルは反発。米労働省が発表した4月米雇用統計では非農業部門雇用者数が11.5万人増と予想の6.2万人増を上回り、失業率が4.3%と市場予想通りの結果となった。市場では「米労働市場の底堅さを示す内容だった」との声が聞かれた。
 ただ、米長期金利の指標とされる米10年債利回りが4.34%台まで低下したことから、為替市場では全般ドル売りが優勢に。取引終了間際には一時1.1788ドルと日通し高値を付けた。6日の高値1.1797ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩む場面もあったが、下押しは1.1767ドル付近にとどまった。

・ドル円は反落。7日にホルムズ海峡付近で米国とイランによる交戦があったと伝わったものの、トランプ米大統領は「報復は軽い一撃だ」と述べ、「停戦は続いている」と強調。また、イランメディアは「交戦後に状況は正常に戻っている」と報じた。WTI原油先物価格が1バレル=93ドル台後半まで下落すると、為替市場ではドル売りが優勢となった。4月米雇用統計は予想より強い内容となったものの、米長期金利が低下したことから、その後もドル売りは継続。22時30分過ぎに一時156.44円と日通し安値を付けた。
 ただ、一目均衡表雲の下限156.28円や前日の安値156.02円がサポートとして働くと下げ渋った。

・カナダドルは下落。カナダ統計局が発表した4月カナダ雇用統計で、新規雇用者数が1.77万人減と予想の1.50万人増に反して減少したうえ、失業率が6.9%と予想の6.7%より弱い内容となったことを受けた。米ドルカナダドルは一時1.3710カナダドル、ユーロカナダドルは1.6150カナダドル、カナダドル円は114.17円までカナダドル安に振れた。

・ユーロ円は続伸。ドル円の下げ渋りやユーロドルの上昇につれた買いが入ると、取引終了間際に一時184.73円と日通し高値を付けた。日米株価指数の上昇も相場の支援材料。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小反発。米国とイランの戦闘終結に向けた交渉の進展を見極めたいとして売買が交錯。前日終値付近でのもみ合いに終始した。
 一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、史上最高値で取引を終えた。半導体株を中心にハイテク株が買われた。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も最高値を更新した。

・米国債券相場で長期ゾーンは反発。中東情勢を巡って様子見ムードが強まる中、買いが優勢となった。週末を控えたポジション調整目的の買いも入った。

・原油先物相場は4日ぶりに反発。米・イランの和平合意の先行きに不透明感が強まる中、買いが入った。ただ、ルビオ米国務長官が「戦闘終結に向けた交渉を巡って、イランからの回答を8日中に受け取る見通し」と明らかにしたことで、戦争終結への期待も根強く上昇は限定的となった。

・金先物相場は4日続伸。4月米雇用統計発表後に米長期金利が低下したほか、ドルが主要通貨に対して下落したことから、金利を生まない資産である金の投資妙味が高まり買いが入った。

(中村)


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