共同通信ニュース
財務省が21日発表した4月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、中東からの原油輸入量は384万3千キロリットルで前年同月に比べ67・2%減少した。米国とイスラエルによるイラン攻撃を受け、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡が事実上封鎖された影響が出た。日本は原油輸入の9割超を中東産に依存してきた。政府は石油備蓄の放出や他地域からの代替調達を進めているものの、原油供給網の混乱が改めて浮き彫りになった。
中東からの輸入では、原油由来のナフサが大半を占める揮発油も79・4%落ち込んだ。ナフサはプラスチックや包装材などの原料となる。揮発油は米国からの輸入量が大幅に増えており、財務省は代替調達が進展していると指摘した。
4月に世界全体から輸入した原油量は63・7%減った。政府はホルムズ海峡を通らないルートでの調達を進めている。6月は米国産やアフリカ産などを含め、前年実績の7割以上を確保できるめどが立ったと説明している。
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