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日経平均VIとは|見方・目安・特徴などをわかりやすく解説


日経平均VI(ボラティリティ・インデックス)とは、市場が見込む今後30日間の日経平均株価の値動きの大きさを示す指数で、日経225オプション価格などを基に算出されます。

相場の急落時に上昇しやすいため、日本版恐怖指数とも呼ばれます。

本記事では、日経平均VIの見方、目安、よくある質問などを解説します。

日経平均VIとは

日経平均VIとは何か、どのように計算されるのかについて解説します。

  • ・日経平均VIの意味・読み方
  • ・日経平均VIの計算方法

日経平均VIの意味・読み方

日経平均VIのVIは、volatility index(ボラティリティ・インデックス)の略称で、「ブイアイ」と読みます。

今後30日間の日経平均株価の変動率について、投資家がどのように考えているのかを数値化した指標です。

数値が大きいほど、今後の値動きが大きいと見込まれていることを意味します。

なお、日経平均VIは値動きの大きさの期待値を示す指標であり、日経平均株価の方向性(上昇・下落)については何も示唆しません

日経平均VIの計算方法

日経平均VIの算出に際して、日経平均オプションと日経平均先物の2つを使用します。

日経平均オプションの期近限月と期先限月のウェイトを調整して、常に満期が1か月となる日経平均VI先物を仮想的に合成します。

日経平均VIは、仮想的に合成した日経平均VI先物の変動率に連動するように設計されています。

なお、日経平均先物は計算過程において使用されます。

詳細は日経平均VI先物指数算出要領で確認可能です。

日経平均VIの見方

日経平均VIの値動きの見方などについて解説します。

  • ・日経平均VIの数値の目安
  • ・日経平均VIと日経平均株価の関係性

日経平均VIの数値の目安

日経平均VIは平常時に20~30付近で推移しやすいとされています。

日経平均VI数値_20260526

出典:TradingView

上のチャートは2012年以降の日経平均VI先物の値動きで、値動きは日経平均VIと同一でないものの、長期的に類似の動きを示します。

枠線の安値は20、高値は30であり、20よりも低い場合も珍しくないことがわかります。

20よりも低い期間は、日経平均株価が安定的に推移した時期とおおむね一致します。

その一方、大きく上昇した場面もあり、チャート中ほどの急騰は新型コロナウイルスによるパンデミックの際に記録しました。

また、チャート右端の上昇も特徴的で、この時期には株価が大きく上下動しています。

パンデミックのような株価急落局面だけでなく、株価の上昇局面でも数値が上昇しうることがわかります。

日経平均VIと日経平均株価の関係性

日経平均VIと日経平均株価の動きの間に、関連性が読み取れる場合があります。

日経平均VIと日経平均株価の関係性_20260526

出典:TradingView

上は、日経平均VI先物とJP225(日経平均株価を原資産とするCFD)の値動きを比較したチャートです。

日経平均VI先物(青線)が急騰した際に、JP225(赤線)は大きく下げていることがわかります(チャート内1、2)。

株価下落による投資家の不安が日経平均VI先物の急騰として反映されており、これが日本版恐怖指数と言われる理由です。

日経平均VIの特徴

日経平均VIの主な特徴として、以下の点が挙げられます。

  • ・株価下落時に急上昇しやすい
  • ・平均回帰性がある

株価下落時に急上昇しやすい

日経平均VIは株価の下落時に大きく上昇しやすい特徴があります。

日経平均VIは今後30日間の期待ボラティリティを示す指数であり、株価の方向性(上昇・下落)を考慮しません。

しかし、株価は上昇するときはゆっくり、下落するときは急速に低下する傾向があるため、株価の急落時は特に日経平均VIが急騰しやすい傾向があります。

平均回帰性がある

平均回帰性とは、平均値から一時的に大きく外れても、時間の経過とともに平均値付近に戻ってくる性質です。

日経平均VIが何らかの理由で急上昇しても、高水準で長時間とどまることはなく、しばらくすると20~30程度に戻りやすいという特徴があります。

日経平均VIに関するQ&A

日経平均VIに関するよくある質問は、主に以下の通りです。

  • ・日経平均VIはどこで確認できますか?
  • ・日経平均VIとVIX指数の違いは何ですか?
  • ・日経平均VIの別名は何ですか?

日経平均VIはどこで確認できますか?

日経平均VIは日本経済新聞社ホームページで公開されています。

ラインチャートだけでなく、日足や月足のヒストリカルデータもダウンロード可能です。

日経平均VIとVIX指数の違いは何ですか?

日経平均VIは日経平均オプションの価格を基にした指数で、日本経済新聞社が算出・公表しています。

VIX指数S&P500を対象とするオプション取引を基に算出したもので、シカゴ・オプション取引所(Cboe)が公表しています。

いずれも今後30日間の期待変動率(ボラティリティ)を表す指数という点で一致する一方、計算対象などが異なります。

日経平均VIの別名は何ですか?

米国のVIX指数が「恐怖指数」と呼ばれるのと同様に、日経平均VIも日本株市場の不安心理を示す指標として「日本版恐怖指数」と呼ばれることがあります。

日経平均VIが大きく上昇するとき、日経平均株価は急激に変動しやすいことが知られています。

価格変動率の拡大は、投資家にとってリスクが高まっている状態と考えられます。

【まとめ】日経平均VIとは|見方・目安・特徴などをわかりやすく解説

日経平均VI は、日経平均株価の将来の変動率予想を数値化したボラティリティ指数です。

数値が高いほど市場の警戒感が強く、低いほど相場が安定しているとみられます。

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