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NYマーケットダイジェスト・1日 株最高値・原油高・金利上昇・ドル高(2)

スポット
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸し、史上最高値を更新した。イランのタスニム通信が「イランは米国との交渉を中断する」と報じたことをきっかけに、リスク回避の売りが先行すると一時260ドル超下落した。ただ、トランプ米大統領が自身のSNSに「レバノンの親イラン組織ヒズボラとイスラエルが双方への攻撃を停止することで合意した」と投稿すると買い戻しが優勢となり、上げに転じた。パソコン向けの新型半導体を発表したエヌビディアが6%超上昇した。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は8日続伸し、史上最高値で取引を終えた。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も8日続伸し最高値を更新した。

・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに反落。WTI原油先物の上昇や5月米ISM製造業景況指数の上振れを受けて、売りが先行した。ただ、トランプ米大統領が自身のSNSに「ヒズボラとイスラエルが双方への攻撃を停止することで合意した」と投稿すると、原油先物が上げ幅を縮小し、債券には買い戻しが入った。

・原油先物相場は反発。イランの担当交渉官が「レバノンにおけるイスラエルの攻撃が続いていることに抗議し、米国との協議を停止する」と発表すると、WTI原油先物は94ドル後半まで急伸した。しかし、その後、米メディアのアクシオスが「レバノン当局者は米国に対し、ヒズボラがイスラエルとの全面停戦の準備ができていると伝えた」と報じたことで、買いの勢いはやや後退した。その後、トランプ大統領が「ホルムズ海峡の封鎖は継続する」と発言したことで再び買いが強まる場面もあったが、一部通信社がヒズボラの停戦準備について改めて報じたほか、トランプ大統領もSNSで「イスラエルはヒズボラを攻撃せず、ヒズボラもイスラエルを攻撃しないことに同意した」「イランとの協議は急速に進展している」と投稿したことで、原油先物は90ドル後半まで下押しした。もっとも、中東情勢の先行き不透明感は依然として強く、大幅な下落にはつながらず、その後は買い戻しが優勢となって反発して取引を終えた。

・金先物相場は反落。ドルが堅調に推移したことで、ドル建てで取引される金先物は割高感から上値の重い展開で始まった。その後、イランの交渉担当者が、レバノンでのイスラエルによる攻撃が続いていることに抗議し、米国との協議を停止すると発表。これを受けて原油先物が急伸し、インフレ懸念の再燃から米長期金利も上昇すると、利息を生まない金先物は下げ幅を拡大した。ただ、その後にトランプ大統領がSNSで「イスラエルはヒズボラを攻撃せず、ヒズボラもイスラエルを攻撃しないことで合意した」と投稿したこともあり、引けにかけては下げ幅を縮小した。

(中村)


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