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NYマーケットダイジェスト・5日 株急落・金利上昇・ドル高

スポット
(5日終値)
ドル・円相場:1ドル=160.29円(前営業日比△0.27円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=184.66円(▲1.14円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1522ドル(▲0.0089ドル)
ダウ工業株30種平均:50866.78ドル(▲695.15ドル)
ナスダック総合株価指数:25709.43(▲1121.53)
10年物米国債利回り:4.53%(△0.06%)
WTI原油先物7月限:1バレル=90.54ドル(▲2.50ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=4365.3ドル(▲139.7ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ユーロドルは反落。米労働省が発表した5月米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比17.2万人増と予想の8.5万人増を上回ると、米連邦準備理事会(FRB)による年内利上げ観測が高まり、米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時4.5522%前後まで上昇。米長期金利の上昇とともに全般ドル買いが優勢になると一時1.1518ドルと4月6日以来約2カ月ぶりの安値を付けた。
 なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時100.11と4月7日以来約2カ月ぶりの高値を更新した。

・ドル円は反発。米雇用統計の上振れを受けてドル買いが先行すると、22時頃に一時160.26円まで上昇したものの、すぐに失速。政府・日銀による為替介入への警戒感が根強い中、まとまった規模の円買い・ドル売りが入り159.75円と日通し安値を更新した。
 ただ、そのあとはドル全面高となった流れに沿って再び強含んだ。1時30分過ぎには一時160.34円と4月30日以来の高値を更新した。もっとも、介入警戒感に加え、クロス円の下落につれた売りが出たため、ドル円の上昇ペースは他の通貨ペアに比べると緩やかだった。

・ユーロ円は大幅反落。ユーロドルの下落につれた売りが出たほか、日米株価指数の下落を受けてリスク回避の円買いが入った。4時過ぎに一時184.50円と本日安値を付けた。
 なお、米株式市場でダウ平均は一時780ドル超下落したほか、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4%超急落した。また、ナイト・セッションの日経平均先物は大証終値比3170円安の6万3500円まで下落した。

・代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコイン(BTC)は急落。対ドルでは節目の6万ドルを割り込んで一時5万9101ドル前後と2024年10月以来の安値を付けたほか、対円では947万円台と2月6日以来約4カ月ぶりの安値まで売られた。上場企業で最もBTCを保有している米ストラテジー社のBTC売却をきっかけとした売りの流れが続いた。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は急反落。5月米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回ると、FRBによる年内利上げ観測が高まり、米長期金利が大幅に上昇。株式の相対的な割高感が意識され、売りが広がった。前日に史上最高値を更新したあとだけに、利益確定目的の売りも出やすかった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は大幅に3日続落。米長期金利の上昇で高PER(株価収益率)のハイテク株には売りが出た。
 フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は10%を超す暴落となった。市場では「過熱する人工知能(AI)投資への警戒感から半導体関連株に売りが集まった」との声が聞かれた。

・米国債券相場で長期ゾーンは反落。5月米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回ると、米利上げ観測が強まり債券売りが広がった。
 なお、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」によると、「年内の利上げ」を予想する確率は70%を超えた。

・原油先物相場は続落。米労働省が発表した5月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を上回ると、米金利は急上昇した。これを受けてドル買いが強まり、ドルインデックスは約2カ月ぶりの高水準を記録した。ドル建てで取引される原油先物は割高感が意識されたほか、中東情勢への警戒感後退も重しとなり、売りが優勢となって続落して引けた。

・金先物相場は大幅に反落。米労働省が発表した5月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数が予想を上回ると、米10年債利回りは4.54%台まで上昇した。金利上昇を嫌気して金先物は売りが優勢となり、その後もドルが全面高となったことで下げ幅を拡大し、大幅反落して引けた。

(中村)


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