共同通信ニュース
【北京共同】中国税関総署が20日公表した貿易データによると、5月のレアアース(希土類)磁石の日本への輸出量は前月比34・6%減の123トンだった。米中貿易摩擦を受けた輸出管理強化で激減した昨年5月以来の低水準となった。中国政府が1月に始めた軍民両用品目の対日輸出規制の影響が続いているとみられる。
磁石は代表的なレアアースの用途で、電気自動車(EV)や産業機械向けのモーターなどに使われる。性能向上のために添加されるジスプロシウムなどが輸出管理の対象となっており、高性能の磁石を中心に許可が出にくくなっているとみられる。
レアアース磁石の輸出量が200トンを下回るのは3カ月連続。世界全体への5月の輸出量は7・7%減で、日本の減少率の大きさが目立った。米国向けも7・7%減となった。
中国政府は台湾有事に関する高市早苗首相の国会答弁に反発し輸出規制を強化した。
軍民両用品のリストにはレアメタル(希少金属)も含まれ、関連製品の炭化タングステンは2~4月に続いて5月も対日輸出がゼロだった。
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