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NYマーケットダイジェスト・29日 ダウ最高値・円安・ユーロ高

スポット
(29日終値)
ドル・円相場:1ドル=161.94円(前営業日比△0.20円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=184.97円(△0.83円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1422ドル(△0.0038ドル)
ダウ工業株30種平均:52182.74ドル(△306.63ドル)
ナスダック総合株価指数:25820.14(△522.52)
10年物米国債利回り:4.37%(横ばい)
WTI原油先物8月限:1バレル=70.75ドル(△1.52ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=4038.9ドル(▲57.4ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
特になし

(各市場の動き)
・ドル円は反発。政府が7月に策定する経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)では、物価高の抑制を狙って追加利上げを志向する日銀をけん制するとみられている。日銀による早期利上げ観測が後退する中、全般円売りが優勢になった。4時前に一時161.98円と1986年12月以来約39年半ぶりの高値を付けた。
 ただ、162円の大台を前に政府・日銀による為替介入への警戒感は高まっており、一本調子で上昇する展開にはならなかった。NY時間の安値は161.82円前後で値幅は16銭程度と小さかった。

・ユーロドルは3日続伸。月末・四半期末が近づく中、ユーロ買いのフローが目立った。2時前には一時1.1431ドルと日通し高値を更新した。市場では「本日から始まる欧州中央銀行(ECB)主催の国際金融会議『ECBフォーラム』を前に、欧米中銀関係者の発言を確認したいとしてポジション調整の動きに終始しているようだ」との指摘があった。
 なお、ユーロ豪ドルは一時1.6603豪ドル、ユーロNZドルは2.0237NZドル、ユーロカナダドルは1.6237カナダドル、ユーロスイスフランは0.9236スイスフランまで値を上げた。

・ユーロ円も3日続伸。日銀の早期利上げ観測の後退を背景に円売りが出たほか、ユーロ買いのフローが観測されたことで、4時前に一時185.10円まで値を上げた。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、史上最高値を更新した。人工知能(AI)投資の収益性を巡る懸念などから、このところ下落していたハイテク株に買い戻しが入り、相場の押し上げ要因となった。この日からダウ平均の構成銘柄に加わったアルファベットが5%近く急騰した。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は6日ぶりに反発。イーロン・マスク氏が率いるスペースXが7%超上げた。同社株は7月7日の取引開始前にナスダック100指数に組み込まれる予定。

・米国債券相場で長期ゾーンは横ばい。主要な米経済指標の発表などがなく手掛かり材料に欠けたため、大きな方向感は出なかった。市場では「7月1日のECBフォーラムでのウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長の発言や、2日の6月米雇用統計の発表を前に動きづらい」との声が聞かれた。

・原油先物相場は反発。前週末に米・イランで攻撃の応酬が発生、協議進展への不透明感を背景に買いが先行すると、一時71ドル台前半まで上昇した。

・金先物相場は3日ぶりに反落。米・イランの協議進展への不透明感を背景に、売りが先行した。米10年債利回りが小幅に上昇したことも、金利のつかない金にとって重しとなった。

(中村)


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